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養育里親普及促進イベント「親子で楽しむフォスターホームコンサート」(12月12・長和町役場町民ホール) ☆社会福祉法人敬老園(本部・上田市)が運営する「うえだ里親支援センター」

テーマ:お知らせ

【イベントポスターや養育里親を持つ増田さん(左)と児玉さん】

 社会福祉法人敬老園(本部・上田市)が運営する「うえだ里親支援センター」は、12月12日、養育里親普及促進イベント「親子で楽しむフォスターホームコンサート」を長和町役場町民ホールで開く。
 時間は午前10時から正午。参加無料。

 養育里親(同センターによる愛称・フォスターホーム)について広く知ってもらおうと企画。
 音響と企画協力は武石地域を拠点とする「地域と音楽を結び隊」。
 同町と町教委が共催。

 出演はサックス奏者のUkoSaxyさん。
 子どもにも分かりやすい曲などを演奏し、親子で楽しめるコンサートになる。
 また、同センター里親リクルーターによる里親制度の説明がある。あわせて、子ども食堂「すまいるきっちん」がカレーの提供を予定している。

 ◇ ◇

 うえだ里親支援センターは、長野県から認可を受けた児童福祉施設。
 県児童相談所や市町村と連携して、一貫した里親支援に取り組んでいる。

 長野県には、親の病気や貧困、虐待などさまざまな事情により、自宅で暮らせない子どもが約600人いるという。
 その子どもたちの多くは、地域から離れて、乳児院や児童養護施設などで暮らしている。

 同センターは、そうした子どもたちが地域の家庭で暮らせるように、養育里親の推進に力を入れている。
 対象エリアは上田市、佐久市、小諸市、東御市、坂城町、立科町、長和町、青木村。

 養育里親は、里親のかたちのひとつ。子どもを一定期間自宅で預かり養育する里親のことで、特別養子縁組は必要としない(法律上の親子にならない)。期間は、子どもが家庭に戻るまでや、自立するまでなど、個々の事情にあわせてさまざま。

 養育里親の制度について、地域の理解や関心はまだまだ不足しており、登録されている世帯も少ない。
 同センターが支援している養育里親登録数は、上田市が7世帯、長和町が1世帯など、対象エリアで合計28世帯。

 養育里親の普及が進みにくい一因に、「里親は特別養子縁組を結ぶ必要がある、子どもがいない家庭がなる」などのイメージを持つ人が多いという現状がある。
 実際は、短期間の預かりや、子どもがいる家庭での預かりを想定する家庭でも、養育里親の対象になる。理解や愛情を持っているなどの要件を満たせば、特別な資格は不要。
 ただし登録には、研修や面接、家庭訪問、審査などを経て県に養育里親として認定されていることが条件となる。

 ◇ ◇

 同センターは随時、養育里親普及促進に取り組んでいる。
 今回、地域と音楽を結び隊からの働きかけもあり、初のコンサートを通じた普及イベントを計画した。

 地域と音楽を結び隊の隊長で、武石地域でラーメン店「かじかや」を営む児玉篤人さん(長和町)は「養育里親についてまだまだ知られていないということで、各地域でのさらなる発信が必要と考え、協力したいと考えた。
 イベントは町にも協力いただき実現できた。
 UkoSaxyさんの素晴らしい演奏を楽しみに、ぜひ訪れてもらえれば」。

 同センター里親リクルーターの増田浩司さんは「全中学校区、さらには全小学校区に里親家庭があれば、里親を必要とする子どもの選択肢が増える。養育里親さんの家庭は地域のなかで生活している。地域で子どもを育てるためにも、まずは里親について知ってもらえれば」と話している。

 養育里親やイベントについての問い合わせは(電話)0268・28・1192(うえだ里親支援センター)。