上田地域広域連合消防本部が「発足50周年記念式典」を上田創造館で行う!20周年記念事業で作成したタイムカプセルを開封
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上田地域広域連合消防本部は24日「広域消防発足50周年記念式典」を上田市の上田創造館で行った。
平成4年の20周年記念事業で残した”タイムカプセル”を開封し、30年前を懐かしく振り返るなど盛り上がった。
広域消防は、昭和47年4月1日に、当時の上田市、東部町、丸子町、真田町、長門町、青木村、武石村、和田村の1市4町3村をエリアに、上小地域広域行政事務組合消防本部として発足。
当時は、1本部3消防署4分署1分遣所、職員155人、消防車両25台の体制だった。
平成10年4月に広域の組織改革により、上田地域広域連合消防本部の名称となった。
半世紀を経て組織は、1本部8消防署、職員211人、消防車両67台となっている。
50周年記念事業は実行委員会を組織し、委員長は元消防長の長谷川好明さん。
会場のホール前には平成6年のモービル石油の火災や林野火災、災害などの写真、消防防災航空隊派遣で訓練中に亡くなった甲田道昭さんの写真などを展示。
「五十周年記念誌」も作成され、近く公開される。
主催者あいさつとして、広域連合の土屋陽一連合長が「50周年を迎えたのは皆さんの尽力の賜物。心から感謝したい。近年は気候の変化で大変大きな災害が起きているが、防災、減災の先頭に立ち、地域の安心安全を守ってきている」とあいさつ。
来賓で広域連合議会の佐藤論征議長、上田地域防火協会の小島慶太会長が祝辞を述べた。
50年の歩みとして堀池正博消防長が「20万人の生命、身体、財産を災害から守るべく、業務にまい進し、消防力の向上を図っている。消防業務では、職員一人ひとりの現場経験、知識、技術向上に向けたひたむきな努力が必要で、諸先輩からご指導いただいてきた。半世紀の節目を未来に向けての良き指標とすべく、職員一丸となって取り組むことを誓う」と語り、消防本部と各消防署で業務を紹介するプロモーションビデオを上映した。
表彰では、対象者13人を代表し、今年の「第50回 全国消防救助技術大会」で、入賞した宮下颯汰隊員と下笹悦碁隊員に表彰状を贈った。
タイムカプセルの箱は封印して信濃国分寺資料館の地下室で保管していたため中身は良好な状態。
当時、20周年記念の実行委員長でタイムカプセルを企画した元消防長の宮下正一さんがあいさつ。
開封すると当時の写真、メッセージ、スプリンクラーやポスター、書類などが多くあった。
入っていたVHSのビデオテープで20周年記念式典の様子も鑑賞することができた。