「真田太平記の世界」(11月26日まで・上田市の池波正太郎真田太平記館)★あす20日までプレゼントも! 「池波正太郎生誕100年」と「開館25周年」の特別企画展
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上田市中央3の池波正太郎真田太平記館は、特別企画展「真田太平記の世界」を開いている。11月26日まで。
特別企画展は「池波正太郎生誕100年」と「同館開館25周年」。
「真田太平記」は池波の代表作の1つ。
1974(昭和49)年から9年間にわたって「週刊朝日」に連載された歴史小説。
上田城を築いた戦国武将、真田昌幸と長男信之、二男幸村、それぞれの生きざまを描く。
貴重な「真田太平記」の自筆原稿や風間完が描き下ろした彩色挿絵、1985(昭和60)年に放送されたNHK新大型時代劇「真田太平記」出演者のポートレートなどを展示した。
「真田太平記」の自筆原稿は現存がほぼ確認されていないという。
今回、展示したのは個人が所蔵する第122回「佐平次の子(三)」の20枚。
2015(平成27)年度の同館企画展で、1週間限定「特別展示」に続き2回目の公開だという。
「佐平次の子(三)」には、砥石の真田家旧居館で幸村の従者、向井佐平次の妻が息子の佐助の将来について、草の者の頭領と話す場面が描かれる。
原稿には赤や青で直しが入れられ、書き直して切り張りした箇所も見られるなど執筆する”池波の息づかい”が、伝わってくるようだ。
同館学芸員の竹内美鈴さんは「自筆原稿や挿絵、テレビドラマなど、いろいろな方面から『真田太平記』を楽しんでいただきたい」と話す。
★あす20日まで
「小中学生限定の館内クイズラリー」
JR上田駅から同館に向かう商店街の15店舗に掲示したNHK新大型時代劇「真田太平記」出演者の写真ポスターについて答えた人に「記念品を贈るイベント」ーも実施している。
また同館はこのほど「オリジナルキーホルダー」の限定販売を始めた。
池波の落款や六文銭が刻まれた留め具に、昌幸、信之、幸村、草の者・お江の4人をイメージした色の「真田ひも」を、それぞれに付けた。
定価は、税込で700円。
企画展の開館時間は午前10時から午後6時。
水曜日定休。
入館料一般400円。
(電話)0268・28・7100(同館)