ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

「俳句の里歩き&おいしい句会」を開く!★小諸市与良区などの有志でつくる「俳句の里づくり実行委員会」

テーマ:お知らせ

【虚子庵を見学する参加者】
【与良館で行った句会】

 小諸市与良区などの有志でつくる「俳句の里づくり実行委員会」は、このほど「俳句の里歩き&おいしい句会」を、与良館周辺で開いた。

 初心者でも楽しめる句会として企画。
 市内外から20人以上が参加した。

 与良町に疎開していた俳人・高濱虚子(1874─1959)にまつわる「俳句の里歩き」。
与良の女性が地元食材で作った食事を味わう「俳句ごはん」。
参加者が俳句を作り選句を行う句会。
ミニ入門講座ーを実施した。

 里歩きのコースは、虚子が好んだとされる道「虚子の散歩道」。
 虚子が暮らしていた家「虚子庵」をはじめ、馬頭観音や御岳講、普段見られない庄屋屋敷などを見学しながら散策した。
 また、随所で、虚子が小諸で詠んだ「與良氏の墓木拱して紅葉せり」「煎豆をお手の窪して梅の花」といった句の紹介があった。

 この後に昼食と交流会。
 参加者は、地元女性が腕を振るった「俳句ごはん」として、季節の野菜の天ぷら、新じゃがを使った小いもの煮っころがし、玉ねぎのスープ、シソジュースなどを味わった。

 昼食後に句会を開催。
 俳人協会評議員の山田真砂年さんを講師に招き、投句や選句を行った。
 「境内の真中に土俵夏の雲」
 「かたかげを探してたどる虚子の道」
   ーといった、与良ならではの句が数多く発表されていた。

◇  ◇

 同会は、昨年から本格的な活動を開始。
 虚子の愛した与良を拠点に、この地域と俳句の魅力を広める活動に取り組んでいる。
 目的は、俳句観光を中心とした観光振興や、地域活性化につなげること。

 地域には、虚子の住まい、記念館や貴重な資料、田園風景、虚子の散歩道などが残っている。
「俳句愛好家ら」を呼び込む資源は豊富だ。
 一方、次世代への継承と、受け入れ態勢整備などは課題となっている。

 同会の小山美直委員長は「虚子先生は小諸に、貴重な俳句と資料を残した。各機関と連携して受け入れ態勢などを整え、俳句観光につなげることができれば」と話した。

◇  ◇

 今年度は「長野県の地域発元気づくり支援金」を活用して事業を実施。
 モニターツアーなどを随時計画している。

 また、11月12日には、若手俳人の神野紗希さんを招き、今回と同様のイベントを実施する予定。