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「全国消防救助技術大会」2023で、上田地域広域連合消防本部の佐藤優樹隊員がタイムで1位に!★ロープブリッジ渡過

テーマ:上田市ニュース

【佐藤隊員】

◆佐藤隊員のロープブリッジ渡過・セイラー渡過・モンキー渡過

 上田地域広域連合消防本部の佐藤優樹隊員(31)=上田中央消防署、救助隊救助分隊班長=が、このほど北海道で開催した「第51回 全国消防救助技術大会」の「ロープブリッジ渡過」で入賞した。
タイムで参加51人のうち最も速い1位になった。
この種目での1位は、同消防本部で昨年に続き”全国連覇の快挙”を果たした。

 同本部では他にも「ロープ応用登はん」で、丸子消防署の両角哲郎隊員と、上田中央消防署の杉浦悠隊員が入賞した。

 全国から選び抜かれた救助隊員が救助技術を競う大会。
 優勝などの順位は決めず、ハイレベルな標準所要時間内にミスをしないで行うと入賞となる。
 入賞すると個人種目は大会から卒業となる。
 大会の目的から順位はつけないが、参加者は各都道府県などの代表として、タイム1位を目指している。
 訓練種目で陸上の部に8種目、水上の部に8種目あり、全体で900人余が出場。

 「ロープブリッジ渡過」は、水平に張られたロープの20m区間を、往路は体をロープの上にする「セイラー渡過」。
復路は体をロープの下にする「モンキー渡過」がある。
 標準所要時間は28秒。
 佐藤隊員のタイムは15・7秒、2位以下の選手は16秒台以上だった。
 
 昨年1位の宮下颯汰隊員とタイムが偶然同じになった。
 昨年の長野県大会で佐藤隊員は、宮下隊員にわずかな差で2位となり、全国出場を逃していた。

 佐藤隊員は上田市出身。
 体を動かして上田市のため、人の命を助ける職業として、消防職員になって13年目。
 救助隊員は11年目で、ロープブリッジ渡過の訓練も11年続けてきた。
 全国大会出場が決まり、連覇への期待などからメンタル面の重圧を感じていた。

 結果について佐藤隊員は「渡過を訓練して11年、長い間の成果が大会で発揮でき、目標にしてきた全国1位も達成し、安堵している。職場の皆さんや家族の支えがあり、感謝したい」。
 連覇について「上田地域広域連合消防本部には先輩が築いたロープブリッジ渡過の伝統があり、宮下隊員とも切磋琢磨して成長した」と話す。
 訓練や大会を経験して「絶対にあきらめない気持ち、要救助者を必ず救うことをしっかりと認識できた」という。
 今後は後輩の指導を行う。

 大久保篤救助隊長は「長い間地道に訓練を続けてきた結果が、昨年の宮下隊員、佐藤隊員につながっている。大会での減点は、実際の救助現場だと死に直結するミスなので、まずは減点がないことを目標にし、現場につなげている。積み重ねてきたことが花開いている」としていた。