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長野県学生卒業設計コンクールで金賞! ★上田千曲高校の德武さん。「上田駅前に花のようなバスターミナル」

テーマ:上田市ニュース

【德武さんと金賞受賞の作品】

 

 公益社団法人・日本建築家協会関東甲信越支部長野地域会が主催する「第33回 長野県学生卒業設計コンクール」で、上田千曲高校の3年生で上田市常磐城の德武珠さんが、見事に金賞を受賞した。

 県内で建築を学ぶ生徒や学生が、テーマ自由で応募するコンクール。上田千曲高からの応募では、過去に銀賞や銅賞など受賞しているものの、金賞は今回が初めてだという。

 德武さんの作品は、上田駅お城口に花のようなバスターミナルを設計した「Hub バスターミナル」。
 
 バスターミナルにした理由は、全国をバスで観光する構想から。
上田駅に新幹線駅があることを踏まえ、長野県の8方面と隣接する長野県をつなぐ「観光バス」の拠点としたもの。
上田地域や長野県観光の活性化に役立つと考えた。
 
 方面ごとにバスの待合所を設けたことから八角形の建物になり、屋根は信州の山並みをイメージした凹凸のある屋根。
 3階になる屋上には葉の形状をした広場を配し、上から見ると8つの葉を広げた花の形になる設計。
 雨水利用も取り入れて、バスの停車スペースの脇には小さな池も配したことから”花のデザイン”を一層引き立てている。
 屋上広場は、緑と1カ所だけウッドデッキに。
 屋根は複雑に見えるが、切妻をつなぎ合わせた形状で施工しやすさも考慮。
 全体としては「長野県の豊かな自然」をイメージした。

 卒業制作は2年生の後半から取り組み始めた。
 建物の形は円形を考えていたが、教員のアドバイスで曲面の鉄筋コンクリート造は施工に苦労するため、平面を組み合わせた八角形にしたという。 
 設計に基づいた200分の1の模型づくりには、3か月ほどかかった。 

 審査は、2月25日に松本市美術館で開かれた「第18回建築祭」で大勢が見守る中で公開にて行われ、德武さんの作品は高校生らしい発想などが評価されたという。

 審査と受賞について德武さんは「審査では審査員に聞かれるので設計主旨を伝えられるよう考えた。金賞が受賞できて驚いた。先生のアドバイスや友だちの意見を聞いてできた作品なので、自分一人の力ではない。これからの大学での勉学に励みたい」と話していた。

 卒業後の進路は、日本工業大学で建築を、さらに学ぶという。