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(株)ユウワ=小諸市西原= 渡辺稔社長(52)「DXや脱炭素、業務の効率化、自動化や省力化を引き続き強力に進めていく!」

テーマ:小諸市ニュース

 小諸市西原の株式会社ユウワは、プラスチック成形用金型設計・製造、プラスチック成形加工などを手掛ける。
 高度な金型加工技術を有し、さまざまな用途で使われる小型精
密プラスチック部品などを生産。
 小諸市、中国、ベトナムに拠点があり、グローバルにものづくりを展開する。

 ─事業の強み
金型は、±1ミクロンの精度を維持する高い技術力を持つ。また、金型部品を生産するNC加工機は、月700時間以上の夜間休日無人運転が可能で、24時間稼働する成形機と共に、効率的な大量生産体制が整っている。

 ─新施設について
昨年12月、ベトナム第2工場の敷地内に4階立て延床面積1万8000㎡の新棟が完成。
新棟は金型工場と、最大140台の機械を並べることができる成形工場、組み立て工場の機能を有する。引き続きベトナムで事業展開を強化していきたい。

 ─社会情勢の影響と業績は
前年度対比では減収減益。要因として考えられるのは、スマートフォン市場の成長の鈍化が顕在化している点と、目覚ましい新製品が登場しない点。コロナ禍の巣ごもり需要で、スマホやタブレットが特需だったためその分野の鈍化は予想していたが、いざ直面すると厳しい。
いろいろな事業に取り組んでいるが、今は仕込みの段階で、すぐに成果につながってこないだろう。

 ─今後の展望は
DXや脱炭素、業務の効率化、自動化や省力化を引き続き強力に進めていく。
 当社中国法人ではこれらの取り組みが進んでおり、日本も整ってきた。
 遅れているベトナム法人でも推進し、より健全で強いグループにしていく。

 ─人材登用の考え方
円安などが影響し、海外の優秀な人材確保は難しさを増している。当社は強みを生かし、ベトナムの当社社員に希望を募り、企業内転勤というかたちで日本に来てもらうなどして確保している。

 ─地域の子どもたちの工場見学
適時受け入れている。直近では小諸市の千曲小学校と坂の上小学校に見学に来てもらった。見て触れることができる体験を用意し楽しく学んでもらっている。
あわせて、プラスチック製の校章モチーフを手作りすることができるオリジナル金型も製造し、学校にプレゼントした。
将来について考える機会を作ると同時に、一人でも当社で働きたいと思ってもらいたいという気持ちがある。
さらに国際化の時代を見据え、世界に出て行くことの大切さに気付いたり、外国人との付き合いや社会問題を意識したりするきっかけになれば良いと思う。
そのため、少子高齢化や生産労働人口の減少で労働環境や市場はどうなるか、ユウワがなぜ海外で事業を展開しているかという話もした。

 ─防災などへの備え
「台風19号」を教訓に、この会社が避難場所にできるように食料備蓄や非常電源整備などを行った。今年の能登半島地震では備蓄品などを寄附する相談を行うとともに、義援金100万円を寄附した。
「コロナ禍」では、行政などへ抗原検査キットを寄附した。

 ◇ ◇

従業員数は、小諸市西原の本社、成型工場、金型技術センターが230人。
中国拠点が300人、ベトナム拠点が900人。