「春の褒章」2024 【藍綬褒章】更生保護功績 保護司、小山陽三さん(75)=上田市住吉=
テーマ:上田市ニュース
国は各分野で功績のあった人をたたえる「春の褒章」を4月29日に発令した。
全国で666人、うち長野県内在住は8人が受章。
本紙関係分の受章者は2人。
【藍綬褒章】更生保護功績 保護司、小山陽三さん(75)=上田市住吉
=
上田エレクトロニクス㈱の創業者で、知人の要請から保護司になって23年。
犯罪や非行を行った人の更生のため、対象者と心を開いた対話で、立ち直りをサポートしている。
ロータリークラブで高校生の交換留学や国際奉仕に携わった経験もあってか、外国籍市民の更生も担当。
少年の場合は対象者の保護者も交えて話すなど、熱心に活動している。
これまでの経験から、交友関係などから犯罪に陥るケースがあることから、更生のために原因となった関係を断つなどの環境づくりを指導。
上田の保護司会では理事や研修部長を担い、さまざまな研修を企画した。
令和元年には法務大臣表彰を受賞。保護司は今年の再任であと2年は務める予定だ。
仕事の関係から、長野県インターネットプロバイダ防犯連絡協議会でも活躍。
その功績から平成28年に県警本部長の感謝状も受けている。
上田市では地域情報化推進委員も務めた。
市から功労者表彰を受けている。