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<秋の叙勲>2022・喜びの声!宮下貞夫さん=上田市中央5=(83)瑞宝双光章 学校保健功労 元学校歯科医

テーマ:ひと

 国や公共の場で功績をあげた人に贈られる「秋の叙勲」は3日に発表され、4001人が受章した。
 このうち県内在住は62人。
 本紙関係分の受章者のうち、上田市と東御市に在住する4人の喜びの声を紹介する。

 

 高校や小学校、保育園などの学校歯科医として”オーラルケア”の重要性を説いてきた。
 日本歯科大学を卒業し、父が開業した宮下歯科医院を継いだ。
当時は子どもの虫歯罹患率が高く「これでは将来の日本は立ちゆかない」と小児歯科を標榜。
医院で母親教室を開催し、保育園や地域に出向いて指導した。

 上田高校の学校歯科医となった40年前は、若年性歯周病の生徒が多かったが、ブラッシング指導を10年続けると効果が顕著に表れた。

 「忘己利他」の家訓を守って生きてきた。
臨床医は80歳で引退し「スタッフに恵まれいい歯科医人生だった」と感謝する。