青木村社会福祉協議会会長、清水よし江さん(71)=青木村夫神= 「女性の視線で新規事業を展開」
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青木村夫神の清水よし江さん(71)は、2020年4月に同村社会福祉協議会の会長に就任。
初の女性会長として”女性の視線にたった新規事業”を、展開している。
就任当初は「コロナ禍」が始まった時期。
極端なマスク不足に対応して手作りマスク約800枚を製作して無料で配布。
「コロナ禍」で、生まれた差別や偏見をなくして暮らしやすい社会を目指そうというシトラスリボン運動にも賛同して運動を村内に広めた。
次に着目したのがフードバンク運動。
当初は、村内にフードバンクを知らない人が多かったため、まずは青木郵便局に寄贈拠点を設置。
趣旨が知られてくると道の駅あおき、コンビニ、村役場、金融機関などにも拠点が広がった。
集まった食品類は同協議会が仕分けして民生委員に担当地区の必要とする世帯に配布してもらう仕組みも構築。
さらに、生理用品の無料配布も同時に行っている。
今年1月中に、同協議会が管理運営する日帰り温泉施設「くつろぎの湯」で初めて「カボス風呂」を企画。
村内で栽培された無農薬のカボス100個を、2日間に分けて男女の大浴場に浮かべて、その爽やかな香りを楽しんでもらった。
「カボスは珍しいので気持ちも沈みがちなコロナ禍にあって少しでも明るい気持ちになればと考えました。香りを楽しめた、カボスを浮かべた風呂はかわいいとの声もいただいて好評でした」と清水会長。
次は「リンゴ風呂」なども検討しているという。