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石井智子さん(82)= 真田町元原= 自宅に「音楽ホール」を新築。仲間とともに楽器を楽しむ!

テーマ:ひと

 「70歳になったらアンサンブルを作って好きな音楽で楽しみたい」と、家に音楽ホールを新築。
 ”仲間とともに楽器を楽しむ”上田市真田町本原の石井智子さん(82)。

 ホールは、良い音響と外部に音が漏れないようにプロに頼んで作ったため友人らが、コンサートを開きたいと何回か開催した。

 アンサンブルは現在、近所の人たちで構成する「スイートベルズ」と仕事で知り合った仲間でつくる「プリティードリームズ」の2つ。

 「コロナ禍」の前までは定期的に集まっては練習し、お年寄りの施設や公民館などで演奏するなど活動していた。
 「今はコロナ禍の影響で集まることができない」と嘆く。

 「プリティードリームズ」はピアノ、ギター、マンドリン、マリンバ、アルパ、17弦箏など5人。
1カ月3回ほど集まっていた。
 智子さんは小学生から習っていた琴とアルパを担当する。

◇  ◇

 智子さんは松本市出身。
 東京の短大から専門学校に進み、臨床検査技師の資格を取得。
 慈恵医大病院で検査技師として勤務。
 30歳の時退職し、フランスの知人のところに行こうと、友人と2人で渡仏。
 そこを拠点に旅行し、スイスにも行った。
 スイスで、弦楽器製作者の夫、栄さんと出会った。
 フランスには、2カ月間滞在。
 帰国後、結婚し、夫が弦楽器工房を構えるため真田町に移転した。
 40歳すぎてから、保険会社に就職。
 この時に「余生は好きな音楽で楽しみたい」と思った。

 夢を叶え、楽しい時を過ごしている智子さんは「コロナが終息したら仲間との練習を再開したい」と心待ちにしている。
 さらに「古楽器、ヴィオラダガンバも習ってみたい」と新たな夢を抱いている。