<信州の名工>2025 ☆木製家具・建具製造工、堀部洋一さん(49)=小諸市六供= 「襖や障子など組子細工で高い技術」
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長野県は4日、今年度の「信州の名工」(卓越技能者知事表彰)として16人を発表した。
卓越した技能を有し、県内産業の発展に功績があった人を県知事が表彰するもので、10日に長野市で表彰式を開く。
東信ジャーナル関係で、小諸市六供の堀部建具工藝代表の堀部洋一さんは、日本の木造建築の襖や障子、欄間などに用いる組子細工の技術を究める建具職人。
釘を使わず、細く加工した木材を1本1本組み合わせて幾何学的な文様を生みだす。
伝統的な麻の葉や八重桜などのパターンは数百種類に及ぶ。
「組子細工は繊細な見た目が良い。小さいのも作るが大きくできると見栄えが違う。空間が華やかになる」と堀部さん。
組子細工など卓越した技術で黄綬褒章や現代の名工など数々の賞に輝く父、清一郎さんの背中を追う。
長野県上松技術専門校を卒業後、東京の木工会社や職業訓練校、上田市の㈱ウッドテック秋富で修行を経て、父の堀部建具工藝に平成15年入社。
同年、県技能検定木製建具製作1級1位・知事表彰。
平成26年同社代表。同年、全国建具展示会で高度な技術を要する本捻組と組子細工の木製ドアで関東経済産業局長賞を受賞した。
平成31年県指定伝統的工芸品に認定された信州組子細工の認定社として、時代にあった組子細工のかたちを目指し、商品開発や技術継承に腕を振るう。
組子細工や曲木の技法を生かした工芸作品制作にも力を入れ、県伝統工芸品展に毎年出展。
展示販売や子ども向けに組子細工体験も行う。
昨年は新作展で優秀賞に輝いた。
「建具や組子細工はだんだん少なくなっているが残していきたい。腕を磨き続け、魅力を広めたい」と話した。



