楽しく豊かな人生へ「ゆうゆう」代表、山口京子さん(66)=長和町古町= 「骨とう品や古布展示販売イベント」
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長和町古町の山口京子さん(66)は、楽しく悠々と暮らすことを目指す町民グループ「ゆうゆう」の代表。
グループとして定期的に、道の駅「マルメロの駅ながと」内の大型農畜産物直売所「マルシェ黒耀」で、メンバーの収集品などの展示販売イベントを行っている。
グループは2020年1月、山口さんが町内の友人や知人に呼び掛けて発足。
「楽しみながら何かしよう」と、体操など各種勉強会や、町が同年6月にオープンを決めたマルシェ黒耀でのイベント開催を計画した。
しかし、グループ発足直後に「コロナ禍」が始まり、勉強会実施が難しい状況が続いた。
一方で、同直売所は感染対策をとりつつも予定通りオープン。
グループも、直売所内フリースペースを活用した展示販売イベントの開催に漕ぎつけた。
初のイベントは、短期間ながら好評で、以降も10回ほど開催。
グループのメーン活動の一つとなった。
展示販売の趣旨は、メンバーがこれまで趣味で集めてきた、漆器、陶器、古布や半纏などの継承。
それぞれが大切にしてきたものだが、月日がたち世代が変わると、忘れられたり捨てられたりする可能性もある。
その前に、気に入ってくれる人に受け継ごうという思いがある。
グループは、展示販売のほかにも同道の駅関連の活動に力を入れている。
屋外のラベンダーの手入れや、定期開催されるクラフト市への協力などを行ってきた。
また、独自に道の駅について学ぼうと、東信地域や富山県氷見など県内外の道の駅を見学。
地元にできた新しい施設を、住民からも盛り上げ、にぎわい創出や魅力向上に寄与したい考えという。
山口さんは「新型コロナの影響でできないこともあったが、グループは月に何回か集まっている。活動を、楽しく豊かな人生を送ることにつなげたい」と話している。