杉山博基さん(90)=上田市芳田= ★90歳となった現在も「パソコン教室」で多くの人を指導する。 「たくさんの人に支えられてよくここまで来た」
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「会社を退職後、たくさんの人に支えられてよくここまで来た」と感慨深げに話す上田市芳田の杉山博基さん。
90歳となった現在もパソコン教室で多くの人を指導する。
会社では、パソコンを使ったことはなかったが、64歳で退職後、長野市の公共職業訓練、ポリテクセンター長野で1年間学んで技術を習得。
65歳に長野女子短大の非常勤講師として週1日担当。
67歳から70歳までは常勤講師として「家庭電気機械」「情報処理演習」「情報科学」などの講座を受け持った。
2年間2クラスの担任も引き受けて女子学生全員に関わり「やりがいがあった」と振り返る。
70歳から80歳まで長野県工科短大で「生産工学」の講座を非常勤講師として担当した。
一方、地域活動として発足した「女と男うえだ市民の会」の副代表となった。
その中でパソコン勉強会として「パソコン同好会」と「パソコンを楽しむ会」を立ち上げた。
その後、高齢者向けのパソコン教室も数年間指導するなど週5種類の勉強会を担当することもあった。
パソコン教室は一時人気となり、両方の会で100人ほどの受講者となった。
2020年度には、同好会が上田市から男女共同参画推進事業に貢献したとして表彰を受けた。
プライベートでは妻の洋子さんから社交ダンス、スポーツダンスに誘われて70歳から85歳まで週3日~4日、レッスンに通った。
楽しかったが、84歳の時ダンスの発表会で転倒し脊椎圧迫骨折。
「この時から全ての生活が大幅に変わってしまったが、気を取り直して現在の生活ペースに移行できたのは妻のお陰」と洋子さんに感謝している。
90歳になった今「学ぶことが好きだったから無謀と思った転機でもその姿勢を続けることができた。それが健康維持にもつながったのかな」。
パソコンの指導も「元気でいられるうちは頑張りたい」と穏やかな顔を向けた。



