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東御市を拠点とする「戌立・寺ノ浦石器時代住居跡保存会」が「郷土資料館」を作る! ★滋野小学校のプレハブ小屋を整備

テーマ:とうみニュース

【学芸員の解説で資料館を見学する児童】
【戌立遺跡関連の展示コーナー】
【春に行われた戌立縄文祭】

 東御市を拠点とする「戌立・寺ノ浦石器時代住居跡保存会」は、このほど「郷土資料館」を開設した。
 同資料館は、同市滋野小学校のプレハブ小屋を整理した。

 建物は北校舎北側にあり、地元住民らが寄贈した多種多数の土器、古い生活用品、木製の農機具、戦争関連資料などが無造作に保管される倉庫だった。
 日常的な活用は無かったという。

 そこで同会は、子どもたちが歴史や郷土について知る場を作ろうと、建物を資料館として整備するアイディアを発案。
 学校側の承諾を受け、昨年9月下旬から会員がボランティアで室内の整理や土器洗浄などに着手。
土器は、種類ごとのケース展示に加え、直接触れて学ぶことができるコーナーを用意した。
合わせて、生活用品なども並べた。
 整備にあたり、地元に詳しい学芸員の協力や、6年生の土器洗いもあった。

 一通りの整備が終わった先月初めにお披露目式があり、保存会や6年生、教員が出席。

 児童代表として髙藤心律さんは「縄文弥生時代のものや、今では見たことが無い機械もあってすごいと思った。資料館を大切にして歴史の授業に生かしていきたい」と話した。

 保存会の中沢利和会長は「戌立遺跡関連の土器をはじめ、地域の方々が昔から寄贈してくれた立派な資料があるということを聞いた。プレハブの中でしまってあるだけでは勿体ない、ぜひみなさんに見てもらえないかと考えた。授業などで活用してもらい、地元の歴史を勉強してもらえれば」と話した。

◇  ◇

 同会は、市内にある国史跡「戌立石器時代住居跡」と、直線距離で500mほど離れた小諸市内にある国史跡「寺ノ浦石器時代住居跡」を将来に伝える活動を行っている。
 共に、縄文時代中期末以降の敷石を伴う住居跡。
一帯には広い範囲で集落跡が確認されており、大集落があったと見られている。
 昭和8年には埋蔵文化財としては県内で初めて国指定の史跡となった。 

 保存会は、地元原口区をはじめとする市内外の有志が集まり一昨年発足し、現在は約50人が所属。
 活動目的は、この遺跡の保存整備を行うとともに、地域活性化につなげること。 

 これまで、勉強会や市民講座公聴会、長年通行できなかった二つの遺跡をつなぐ連絡路の再整備や草刈り、遺跡の解説と散策や展示と販売などを行った「戌立縄文祭」の開催などを行った。

 中沢会長は「重要な遺跡だがまだまだ知名度が低く、価値も広めていく必要がある。二つの遺跡をセットで発信して地域資源として活用したい」と話している。