東洋大学が公募する「現代学生百人一首」で小諸高校の田中莉奈さんが「秀逸」! ◆上田西高校の遠山こころさんが「入選」!
テーマ:上田市ニュース
東京都の東洋大学が公募する第37回「現代学生百人一首」で、小諸高校2年の田中莉奈さんの短歌が「秀逸」。
上田西高校3年の遠山こころさんの作品が「入選」した。
◆小諸高 田中さん

募集作品のテーマは「現代学生のものの見方・生活感覚」を詠みこんだ短歌。
対象は、小中高校や大学などの児童、生徒、学生。
国内外から6万3606首の応募があり、入選は100首で秀逸はこのうちの15首。
小諸高の田中さんの作品は「オレンジの太陽しずむ夕方に鳥がとんでるこの空が好き」。
夏に徒歩で下校していた時に見た地元の景色と、その時の心情を詠った作品。
「空が夕焼けですごくオレンジ色だった。そして、普段は気にかけていない小鳥が輝いて見えて、あらためてこの空が好きだと思った」という。
この短歌を作ったのは、夏休み明けにあった論理国語の授業。本格的に短歌を学んだことはなかったが、一コマの時間内であまり悩まずさらりと完成させ、教員の添削なしで応募した。
「印象に残っていた瞬間を題材に選んだ。いいと感じてもらえてうれしい」と喜ぶ。
担任で国語の荻原萌花教諭は「聞きなれない言葉がない、素直な表現の一首で、その時の情景がぱっと浮かんでくる。情景を描写し、最後に気持ちを見せるところが、ストレートで良いと感じる」と評価した。
同校では論理国語などで短歌を作る機会があり、希望する生徒は各種コンテストに応募。
今回の現代学生百人一首には、複数の2年生が延べ30首を投稿した。
◆上田西高 遠山さん

上田西高の遠山さんの作品は「まだ君と居たいと願う帰り道空けた左手うしろに隠した」。
遠山さんは「電車の駅へと向かう学校の帰り道、好きな人と手をつなぎたかったけれど勇気がなくてできなかった時の気持ちを表現した」という。
卒業後はそれぞれ県内と県外に進学することが決まっており、これまでのように毎日は会えなくなってしまうという寂しさも込めた。
「心の中を表現した作品を人に見せるのは恥ずかしいが、自分の中にあるものを字にすることで理解できることもあるんだなと思いました」と話す。
宮島幸男主幹教諭は「1つの場面を心の目でとらえて作っており、はっとする感動がある。頭の中でうごめいている世界を定型に組み入れることで、気持ちが昇華されることもある」と評価する。
同校では毎年、国語科の教諭が全校生徒に呼びかけて応募しており、入選したのは遠山さんで18人目。
2007年と16年度に「学校特別賞」を受賞している。



