上田市国分の「八日堂・信濃国分寺」の12年ぶりの「本尊薬師如来の御開帳」が閉幕! ☆8日間の日程を終えて
テーマ:上田市ニュース
◆稚児行列






◆臼澤鹿子踊奉納



上田市国分の八日堂・信濃国分寺(塩入法道住職)の12年ぶりの「本尊薬師如来の御開帳」が、このほど8日間の日程を終えて閉幕した。
「稚児行列」や「中日大法要」、岩手県大槌町の「臼澤鹿子踊奉納」などもあって盛り上がった。
天候に恵まれ、稚児行列には、約140人の幼児・児童が参加。
出発は国道に面した仁王門からで、付き添いの親や関係者、僧侶らで仁王門周辺は人でいっぱいに。
袴などの衣装や冠などで着飾った「お稚児さん」は親に付き添われながら、釈尊誕生に関わる大きな白い象の像を先頭に、本堂に向かってゆっくりと進んだ。
沿道には大勢のカメラマンや孫をスマホで撮影する人が並んだ。
付き添いの親も着物姿で参加する人もいた。
行列の先頭を進んだ上田市の増田幸介さんは、家族で双子の4歳の息子が参加。
「ちょうど良い機会で、良い思い出になると思い参加した。衣装がかっこいいと喜んでいた」と話していた。
本堂前では、花御堂が安置され、誕生した時の様子の釈迦像に甘茶を注ぐ、甘茶供養を行った。
行列の参加者は1人ずつが小さなひしゃくで甘茶を注ぎ、なかには周囲の大人が止めても何度も繰り返す子もいるなど、にぎやかな「甘茶供養」になった。
中日大法要では塩入住職ら大勢の僧侶により行われ、本堂内に集まった大勢の参拝客が見守り、その間、参拝に訪れた人の長い行列ができた。
本尊だけでなく、国重要文化財・三重塔の拝観もできたため大日如来像への参拝や、鐘楼で鐘をつくためにも行列ができていた。
岩手県大槌町の臼澤鹿子踊保存会は、朝3時に31人で岩手を出発し、午後1時半からの奉納に訪れた。
信濃国分寺との関係は、鹿子踊の鹿子頭から「ドロヤナギ(ドロノキ)」を紙のように薄く削った「カンナガラ」をたくさん垂らすのが特徴で、岩手でドロヤナギの減少から増やそうとするがよく育たずにいた。
信濃国分寺で頒布する蘇民将来符の木、ドロヤナギの確保のため植樹していることから、その様子を視察しようと訪れ、育成方法のポイントを伝え、大槌町での植樹祭にこちらからからも参加するなど、交流が続いている。
本堂前に8頭の鹿子ら登場すると、集まった大勢から歓声が上がった。
保存会の東谷(あずまや)一二三会長が、これまでの交流、植林した木が育っていることを話し「また12年後も奉納に訪れたい」とあいさつ。
鹿子踊は野生の鹿の営みを踊りで表現。
途中、刀を持った人が登場するが、人間の生活圏に入らないようにし、人間との棲み分けで共存を表している。
現地では神社の祭事や新築祝いなどで演舞するという。
今回の御開帳にあわせて、信濃国分寺復興会では、記念事業として、三重塔の消防設備・放水銃の改修、本堂正面階段の新設、ハス田などの整備を行った。



