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上田市の長野大学企業情報学部が小諸城址懐古園で「黒門橋の調査」を行う! ☆「小諸城CG復元プロジェクト」の一環

テーマ:小諸市ニュース

【調査を進める学生ら。左から望月准教授、牧野さん】
【掘から見た黒門橋】
【タブレットに表示した黒門橋の絵図面】

 「小諸城CG復元プロジェクト」の一環で、上田市の長野大学企業情報学部はこのほど、小諸城址懐古園で「黒門橋の調査」を行った。

協働する(一社)小諸城址懐古園の代表理事・牧野和人さんの案内で、望月宏祐准教授と学生が訪れ、橋の寸法や質感などを調べた。

 小諸城には数多くの絵図面や古文書などが残されており、同プロジェクトは平成26年から「小諸城のCG」での復元に取り組み、作成したCGは毎年イベントなどで随時公開している。

 望月准教授のゼミナールでは、江戸時代の絵図面をベースにCGを作成する中、平面図からは分からない質感や立体的な形などを現地調査。
 江戸時代の姿としてどのくらい残っているかの確認や、現在に残っているものは生かしながら「リアリティ」を追求している。

 絵図面は1750年代に大工棟梁の石倉芳隣が「小諸城建物絵図」として精密に記録したもの。

 牧野さんは「全国的に見ても他にないような当時の貴重な絵図面が100数十点残されている。今の大工さんが復元しようと思えばいくらでもできるような精密なもの」と話す。

 学生らは黒門橋の下の掘に降りて、橋の土台の石垣部分を撮影したり、柱の長さなど測ったりした。
 絵図面では橋を支える中心の柱の高さが2丈6尺(約7・8m)で、実際の高さは5・5mだったことから、掘に土が堆積して柱が2mほど埋まっている可能性などもわかった。

 同学部4年の霜垣花菜さんは「意外と絵図ではわからなかったところもあったので、CGを作成しながらわからないところがでてきたら、また現地を伺って調べてやっていきたい」。

 望月准教授は「映像技術やCGなどITの情報技術を学びながら、実際の地域で地元の人らと協働で取り組むことで、地域の求めているものを考えたり、自分たちが作っているものが必要とされていると感じとってもらえれば」と話していた。