企画展示「出版の歴史と江戸の版元」(9月末まで・小諸市立図書館) ☆「NHK大河ドラマ」の劇中に登場する蔦屋重三郎を筆頭に著名な江戸の版元の「黄表紙(草双紙)」などを展示!
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小諸市の市立小諸図書館は9月末まで、企画展示「出版の歴史と江戸の版元」を館内こもろのひろばで開いている。
同館の蔵書から、現在放映中の「NHK大河ドラマ」の劇中に登場する蔦屋重三郎を筆頭に著名な江戸の版元の「黄表紙(草双紙)」などを展示している。
江戸時代中期から後期にかけて活躍した蔦屋重三郎の生涯や江戸の版元、和本と出版の歴史などをまとめた資料を展示。
展示ケースには蔦屋重三郎をはじめ、大河に登場する鱗形屋孫兵衛や鶴屋喜右衛門(仙鶴堂)らを版元とする当時の本が並ぶ。
絵師に喜多川歌麿や歌川国貞、作者に曲亭馬琴などの名が連なる。
展示は10点で、張り子の馬に乗った登場人物が滑稽に描かれている黄表紙「假多手綱忠臣鞍」、中国文学の水滸伝の英雄豪傑の性別を反転して日本の鎌倉初期を舞台に女性達が活躍する「傾城水滸伝」(版元鶴屋喜右衛門)、「偐紫田舎源氏」(絵師歌川国貞、版元仙鶴堂)は当時のベストセラー。
絶版処分を受けた本で貴重。
以前は図書館で貸し出されていた。
このほか、浅間山と小諸が出てくる当時の旅行ガイドブック「五街道中細見記」もある。
同館司書で郷土資料担当の竹内ゆかりさん(53)は6月に東京国立博物館で蔦屋重三郎の特別展を見て「うちの図書館にもある」と思い立ち企画した。
小諸の図書館は県内でも歴史が古く、こうした貴重な本が残っており、今回展示した本は主に大正時代寄付された本が多いという。
「まだまだ書庫にはあるんですけど、今出ているのはほんの一部」と竹内さん。大河ドラマに沿った形で選び抜いた。
「喜多川歌麿や歌川国貞といった浮世絵師が描いた表紙や、本物を間近で見れる良い機会、ぜひ楽しんでいただければ」と話していた。



