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東御市などの有志でつくる「戌立・寺ノ浦石器時代住居跡保存会」が初の「戌立縄文祭」を開く! ★国史跡「戌立石器時代住居跡(戌立遺跡)」。

テーマ:とうみニュース

【連絡路の散策】
【学芸員による戌立遺跡の解説】

 東御市などの有志でつくる戌立・寺ノ浦石器時代住居跡保存会は、このほど「第1回 戌立縄文祭」を、東御市原口の国史跡「戌立石器時代住居跡(戌立遺跡)」で開いた。

 この住居跡は、約4000年前の縄文時代中期末のもので、敷石部をともなう。
滋野村時代の昭和5年(1930年)に発掘調査が行われ、昭和8年に国史跡指定を受けている。
 また、隣接する遺跡で、同じく旧滋野村にあった「寺ノ浦石器時代住居跡(現・小諸市)」も、同8年に国史跡指定を受けている。
 遺跡範囲確認調査により、このエリアは約8万平方メートル以上の大遺跡であることが明らかになっている。

 戌立縄文祭は「国史跡指定90周年記念事業」として初めて開催。

 東御市の田中浩江学芸員や小諸市の高橋陽一学芸員による遺跡解説。
戌立と寺ノ浦の遺跡をつなぐ徒歩10分から20分程度の連絡路の散策。
土器や石器の展示。
まがたま作り。
戌立高原そば販売ーなどが行われた。
 この日は好天で、散策路から富士山を見ることができた。

 保存会は、東御市周辺地域をはじめとする県内の有志が集まり昨年発足。
 活動目的は、この遺跡の保存整備を行うとともに、地域活性化につなげること。
 これまで、勉強会や市民講座公聴会、長年通行できなかった連絡路の再整備や草刈りなどの活動を行ってきた。
 今後も定期的な活動を行い、縄文祭も継続する方針。

 保存会会長の中沢利和さんや事務局の荻原興晴さんは「重要な遺跡の割に知られていない。かつて縄文人が暮らしていたこの場所は、見晴らしもよく、霧ケ峰や星糞峠も望める。この地で、いにしえのロマンに思いを馳せてもらいたい」などと話していた。