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信州ハム㈱=上田市下塩尻= 堀川善弘社長(64)「生産効率改善や積極的な生産設備投資」

テーマ:上田市ニュース

 ハム・ソーセージ製造、販売の信州ハム㈱の堀川善弘社長は「現状維持は衰退、常に新しいことに挑戦しよう」をスローガンに掲げ、新たな成長戦略を今年1月から次々に展開する。
 就任2年目の熱い思いを聞いた。

 ―経営戦略は
 歩留まりと生産効率の改善、積極的な生産設備投資に取り組む。
 生産性向上のためアイテム削減に着手し、現在は400ほどあるアイテムを20減らす予定だ。
 適正な価格転嫁も行う。

 ―人材育成について
 働きがいのある職場づくりを目指し、社外スキルアップ研修制度をスタートさせた。
 勤続3年以上の社員を対象に、青年海外協力隊や海外留学、ワーキングホリデーなどに取り組んでいる期間は休職扱いとするなど挑戦しやすい環境を整えた。
 さまざまな経験を積んで、また戻ってきてほしいと思っている。
 また、60歳で定年した後の再雇用制度を見直し、やりがいを持って働いてもらえる体制を整えた。

 ―地域貢献について
 信州ハムSDGs基金を創設して長野県みらいベースに登録するNPO法人などの活動を応援している。
 昨年は春と秋に合わせて4団体に助成金を贈った。
 上田市殿城の稲倉の棚田とは「棚田パートナーシップ協定」を締結して社員が田植えや草取り、稲刈りなどに汗を流しており、イベントへの商品提供も行っている。

 ―商品開発について
 県内産の豚肉を使用し「信州」をテーマに、昨年から展開する熟成ホワイトロースハムやロースチャーシューが好調だ。
「脂身に甘みがある」と評判も上々で、贈答用のほか、レストランなど業務用の商談を強化している。
 インバウンド需要も復活してきており、今後は外食産業へのアプローチも強化していきたい。
 「長野県のしあわせバイ信州運動」にも今年からパートナーとして参加している。

◇  ◇

 ウクライナ情勢や円安による飼料価格高騰など食品加工メーカーにとっては厳しい環境だ。
 短期的な回復も見込めず、不確定要素は多いが「こだわりのブランド、グリーンマークを生産、販売する唯一無二の信州ハム」の自負を持ち、会社一丸となって挑戦していきたい。現場を良く見て、確たる意識を持って社員を牽引していきたいと思っている」。
◇  ◇

 長野市出身で、自宅は上田市。
 夕食後に愛犬の散歩をするのが日課で、歩きながらその日1日を振り返る。
 今シーズンからスキーに挑戦しようと心に決めており、小学生の時以来ほぼ50年ぶりにゲレンデに足を運ぶつもりだ。

◇  ◇

 1941年創業。
 資本金1億円。
 年商約157億円※2023年6月期。
 従業員439人。