<トップインタビュー⑤> ㈱大栄製作所=小諸市加増= 塩川秀忠社長(57)「サクションロールを次のステップへ」
テーマ:ひと

「新たな技術で人々の幸せを創造する技能集団」―。
小諸市加増の㈱大栄製作所(塩川秀忠社長)は昨年9月に創立50周年を迎え、光学フィルムなどの生産に必要な「サクションロール」を中心に成長を続けている。
同11月には小諸商工会議所第23代会頭に就任した塩川社長(57)に展望を聞いた。
―今年度の業績振り返り
業績は右肩上がり。
去年より売り上げは増え、来年の春ぐらいの仕事まで入ってきている。
ハイブリッドカー、EV自動車をはじめとしたリチウムイオン電池の関係で、うちのサクションロールが使われるラインが多くなってきている。
―好調なサクションロール、今後の展開
サクションロールは、技術開発をはじめてから20年ぐらい。
まだ新しい顧客も拡大している。
日々技術や環境は新しくなるが、そこについていけて応用がきくサクションロールのようなものをもっと研究してかなければと思っている。サクションロールを次のステップへ進めるために、どういったものに使えるか、今年あたりから新しい技術への参入や開発、研究をはじめようとしている。
―小諸商工会議所会頭として
歴史としては今年で109年目。
長野県内に50代の会頭は3人。
若さを武器に「連携」「DX」「教育」の3本柱をかかげた。
特に連携では、地域で閉鎖的になるんじゃなくて外から来てもらったり出向くこと。
たとえば小諸の相生坂公園でやっているフードステージに上田から美味だれ焼き鳥を呼ぶだとか、小諸から他地域へ出店するなど、食を通して地域連携をしたい。
行政や民間のプロジェクトとも連携を強くして、定期的な情報交換や計画の共有をすればもっとスムーズになる。
昨年は、小諸に30店ほど新規の店ができたが、開業したら100年も200年も商売が成り立つようにしてあげなきゃいけない。
開業後の運転資金の供給などアドバイスができるのも商工会議所の強み。
若い皆さんが力を合わせていろいろやってくれることで、小諸はもっと元気になるし店もどんどんにぎやかになっていく。
上の世代と若い人たちを橋渡しして、新たなお店と今あるお店、どっちも大切にして、みんなで仲良く連携していきたいと思う。
◇ ◇
創立1972年9月。
資本金1000万円、社員数60人。
営業品目・一般ロール、特殊精密ロール、サクションロールの設計製作―など。
小諸市本社、福岡県に九州工場を構える。



