小諸市の高峰マウンテンパークで「アルミ製スキーポール回収」「水平リサイクル実証実験」スタート! ★業界初(世界初)※あす24日からキャンペーン ☆アサマリゾートとキザキとUACJの3社連携「リアループアクション」
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小諸の高峰マウンテンパークスキー場で、不要なアルミ製スキーポールを回収し、新たなスキーポールへと再生する「業界初」の「水平リサイクル実証実験」がスタート。
今月から同パークのセンターハウス前に「回収BOX」を設置している。
同パークなどリゾート施設を運営する㈱アサマリゾート(小諸市)とトレッキングポールなどを製造する㈱キザキ(同)、アルミの総合メーカー㈱UACJ(東京都)の3社連携の「Re―ALoop Action(リアループアクション)」。
回収したスキーポールはUACJでリサイクルし、キザキが製造する2027モデルのスキーポールへの再生を目指す。
水平リサイクルは使用済みの製品を原料にして、再び同じ種類の製品を作るリサイクルのことで、資源を高品質で繰り返し循環させることができる。
アルミはリサイクルすることで、原料から作る時と比べCO2排出量を97%削除できるため、廃棄物量削減のほか、次シーズンのスキーポール製造時のCO2排出量削減につながる予定。
同パーク支配人の田村茂雄さん(53)は「自宅に眠るスキーポールを持ってきて、スキーをしなくても標高2000mの美しい景色やおいしい料理を楽しみ、環境に優しいことをしてみませんか」と呼びかける。
24日から「リアループアクション」キャンペーンで、アルミ製スキーポールを持ち込み回収BOXに入れる写真などをSNSでハッシュタグ「#リアループアクション」「#アルミポールリサイクル」をつけて投稿すると、ロゴ入りアルミカップがもらえる。
600個限定でなくなり次第終了する。
同パークでは毎シーズン、古くなったり曲がったりして放置されたポールが約3000本150㎏くらいあり廃棄処分にお金をかけていた。
負担が大きく困っていたところ、キザキとの交流をきっかけに、リサイクルする技術が3年ほど前からあっても回収する術がなかったUACJと3社で昨年9月に意気投合、プロジェクトが始動した。
前職で海外スポーツメーカーに長くいた田村さんは「ヨーロッパではリサイクルがものすごく進んでいて、環境に対し非常に厳格な規制のなかで製造している。やってないのはアルミポール。実は、スキーポールの回収・水平リサイクルシステムの構築は世界初の取り組みなんです」と明かす。
主に国内で製造されるスキーポールやトレッキングポール、アルミサッシは同じ6000系アルミ合金で、6000系から7000系のものは水平リサイクルできる。
こういった資源はアルミ缶以外はリサイクルされずに廃棄されている。
アルミの世界的な資源はあと80年ともいわれ、素材メーカーとしてはアルミに限らず、いろんなものをリサイクルする取り組みを始めているという。
ウィンタースポーツ、スキー用品などは海外製品が多い。
アルミの資源として回収して水平リサイクルすることで元々なかった資源が増えていく。資源に乏しい日本で、捨てるのではなく生かす取り組みとして今後広がることが期待される。
同パークでは今シーズン約100㎏のスキーポールの回収を想定している。
素材メーカー側としては数万トン単位でないとランニングコストが見合わないが、今回はトライアルで数百㎏単位のスタート。
田村さんは「今後、回収先は横展開でどんどん興味のあるリゾートやスキー場にも活動を広げていきたい」と話していた。
春から秋は登山者の不要となった「アルミ製トレッキングポール」の回収も高峰高原ビジターセンターで行う予定だ。



