長和町が特産品「峠の力餅」の開発を進めている!★受験応援の意味も込めて試食会。依田窪南部中学校3年生を対象に。
テーマ:長和町ニュース


長和町は、町の新たな特産品「峠の力餅」の開発を民間事業者と協働で進めている。
このほど、依田窪南部中学校3年生を対象に、受験応援の意味も込めて「試食会」を行った。
力餅は、食べると力がつくという餅。
江戸時代には、町内を通過する中山道の和田峠と笠取峠の茶屋で提供されていた。
峠を越える旅人らの疲れを癒やし、元気回復の源だったといわれる。
明治時代以降も形式を変えて販売されていた。
町は、この歴史ある力餅を改めて商品化し、特産品とする事業を計画。
町内事業者の「和田宿ステーション特産物直売所」と「ながと製菓大島屋」に協力を依頼。
今年度の「長野県地域発元気づくり支援金」を、活用しながら検討を進めた。
そして「あんころ餅」と「味噌あん餅」の2種類の試作品が完成した。
今月上旬、入学試験を控えていた依田窪南部中学校3年生を対象とした試食会を、同中学校で実施。
試作の力餅を届けた町職員は「受験という大きな峠を乗り切ってもらいたい。卒業する3年生が新しいスタートに向けて力をつけてほしい」などとエールを贈っていた。
また、生徒は、味に関するアンケートに協力。
「モチモチしていて、和菓子みたいでおいしい」
「一口サイズで食べたいと思った」
「少ししょっぱい」
「味がしっかりとしていておいしい」ーなど、きたんのない意見を返した。
今回の試作の力餅は、調整後に正式に商品化。
町内各事業者が名物として販売できるようにする方針。