ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

上田市の長野大学企業情報学部が市重要文化財「小諸城銭蔵(ぜにぐら)」の調査を行った! ★「小諸城CG復元プロジェクト」の一環

テーマ:小諸市ニュース

【銭蔵の内部にある石室を測定する学生と
望月准教授(右)、牧野さん(右から2人目)】

 小諸城CG復元プロジェクトの一環で、上田市の長野大学企業情報学部はこのほど、市重要文化財「小諸城銭蔵(ぜにぐら)」の調査を行った。
同文化財は、同市与良町の北国街道与良館の敷地内に移設されている。

 同プロジェクトで協働する一般財団法人小諸城址懐古園の代表理事、牧野和人さん(82)の案内で、同学部の望月宏祐准教授(37)と学生が訪れ、銭蔵の内部にある「石室(いしむろ)」の寸法などを測定した。

 銭蔵は、江戸時代に小諸城内に設けられていた瓦葺きの土蔵で床下の石室には千両箱を入れて置いたといわれる。
 石室は、縦141㎝、横95㎝、深さ80㎝の長方形。
 ふたはスライド式の重い1枚の平らな石で造られ、盗難や火災を防いだ蔵。

 前回、7月に行った1回目の調査では建物の外側などを測定。 今回は、建物内部の階段や石室の色や形、状態などを調べた。 今後、測定したデータを基に学生らが担当してCGを作成する。

 銭蔵は、当時の絵図によると、おおよその大きさと位置は描かれているが、立体図ではないため、現存する銭蔵の建物部分が当時の状態に近いものなのかなど確認は難しいという。
 望月准教授は、古文書や他の資料にも出てこないかなど牧野さんに相談していた。

 牧野さんは「小諸城の内容を紐解こうと、今はない建物や現存する建物の当時の姿がどうなっていたのか、古文書の中から浮かび上がってくる。GCで再現してもらう過程で、細部やわからないことなどに気付き、書面で残ってるかなど考証につながっている」と話した。

 望月准教授は「銭蔵は基本、現存する今の形で作り、他に資料が出てくれば追加していきたい。蔵の中に石室があると知らない人も多いと思うので、CGで伝えたい」と話した。

 石室を測定した同学部2年の霜垣花菜さん(19)は「昔の形で新鮮。今にない形なのでCGにするのが楽しみ、作りがいがありそう」と話していた。