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小諸市が移住希望者に「求人情報サイト」「小諸ジョブセンター」開設へ!<小諸市議会3月定例会・一般質問>2024

テーマ:小諸市ニュース

 小諸市議会3月定例会は2月29日、3日目の一般質問を行った。
 6議員が質問した。

 ◆竹内健一議員は、全国的な人口減少と、小諸市の「人口社会増(転入が転出を上回る)」傾向などを踏まえ、具体的な施策などを質問。
 ◇市側の答弁によると、小諸市における転出のきっかけは進学と就職が大きな割合を占める。
 進学はやむを得ない面があるが、卒業後のUターン促進はさらに推進すべき課題。
 就職に関しては、市内と近隣市町村の魅力的な企業の存在や、ICT普及に伴う新たな働き方にマッチした勤務が可能な環境整備も重要とした。
 さらに、子育て世代向け環境、医療福祉インフラ、道路水路などの生活基盤の適切な維持整備、魅力ある企業や商店の存在、地域コミュニティ活動の活発さなど、あらゆる面を整えることで転出抑制につながるとした。
 移住施策はこれまでの事業が効果を上げているとし、引き続き小諸に関心がある移住希望者に情報提供を行う。
 また、4月からは小諸市独自の求人マッチングサイト「信州小諸ジョブセンター」を開設し、移住希望者に求人情報を提供する。
 ◇小泉俊博市長は「これらは転入促進策であるが、既存の住民、小諸市に関係がある人が、小諸市の生活に満足いただけるよう目指す」と述べた。

 ◆清水みき枝議員は、予約制相乗りタクシー「こもろ愛のりくん」の利用について質問。
 高齢者や買い物・通院弱者への対応、夕方試験運行などについて確認した。
 ◇市側の答弁によると、愛のりくんの昨年度の年間利用者数は約5万3000人。
 70歳以上の利用者が6割で、高齢者の買い物や通院など生活の足として浸透しつつある。
 一方、利用者が多い午前中などは大きな荷物を置くスペースや、荷物の安全性が確保できないという課題がある。
 また、乗務員の運転マナーなどにクレームが来ることがあり、運行管理会社のまちづくり小諸を通じて、運行事業者に改善を促している。
 2月の平日には、自宅と駅などを結ぶ夕方便・駅送迎便の試験運行を実施した。上り便は午後7時発まで、下り便は午後6時半発まで。平日通常運行は午後4時まで。
 昼間の運行は高齢者の利用が主になっているが、夕方試験運行は若者ら、その他年代の利用に向けた時間延長を検討するために実施。
 夕方試験運行は、乗車予約が簡単にできるように専用ページでのウェブ予約とし、限られた台数で行うため地域を指定せず駅などの施設と自宅間を送迎する便とした。
 試験の実績として、利用人数は1日に3、4人程度、利用者は主に一般や中学生だった。
 高校生は市外からの通学や、帰宅が遅いことなどから利用が少なかった。
 今後、今回の実績やニーズなどを踏まえ分析を行い、多くの人に便利に使ってもらえるように、利用者の年代や利用時間に対応した柔軟な運行や予約方法の検討を進める。
 ◆清水議員は、利用の方法などを誤解している人が多いとし、Q&Aなど分かりやすい周知を検討することを指摘した。

 ◆早川聖議員は、郷土の歴史について質問。
 小諸市誌の追録・再編纂を求める旨の確認を行った。
 ◇市側の答弁によると、小諸市誌は昭和49年に考古篇、同54年に歴史篇(一)、同59年に歴史篇(二)、同61年に自然篇、平成2年に地方史年表、同3年に歴史篇(三)近代史、同4年には小諸城城郭絵図、平成15年に近・現代篇を刊行。
 ◇山下千鶴子・教育長は「最後の発刊から20年以上経過し、あらたな発見による追記や誤記の訂正を行う必要が生じていることも事実」と答弁。
 再編纂にあたっては、在庫などとの兼ね合いを見て手続きを進める必要があるが、委員会を立ち上げ、学識経験者から選任した委員が編纂や執筆を担当することとなる。
 編纂方法としては、保管や劣化、品切れや修正と言った紙媒体の弱みに対応できる「デジタルアーカイブ化」も視野に入れて検討する。
 ◆早川議員は、郷土の歴史に造詣が深い人が多いうちに、早期の委員会立ち上げなどを指摘した。
 また、平成30年に閉館した郷土博物館の再開について質問。
 ◇市側の答弁によると、建物を修理して再開は、老朽化が著しいことから現実的ではないとした。市全体で公共施設の整備管理を検討していく中で、郷土博物館についても検討していく方針。
 
◆このほか3日目の質問は
 ▽中村美奈子議員、参加と協働に伴う課題、市民の政治参加の一つである投票行動、地域の宝やイベントを更に活性化、防災
 ▽小林重太郎議員、新入園・新入学の子どもたちへの支援、小諸市の災害(特に地震)対策、 保育園・小中学校における避難訓練と通学路の安全
 ▽田邉久夫議員、クリーンヒルこもろの現状、各ごみの分別・処理状況、生ごみの現状と肥料化、家庭ごみの課題─など。