小諸市の「ワイン文化を未来へ繋ぐ会」がワイン産業の体験学習と共同作業を行う!地元の高校と小学校と共に。
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小諸市のワイン生産者らでつくる「ワイン文化を未来へ繋ぐ会」は、今年度、地元の高校と小学校と共に”ワイン産業の体験学習と共同作業”を行った。
同会は、御牧ケ原のワイン醸造所「ジオヒルズワイナリー」が中心となり組織。
体験学習と共同作業は、地元の若者が地域農業や産業にふれる機会として、昨年度から取り組んでいる。
今年度の対象児童生徒は、千曲小6年生と野岸小の児童約30人と、販売・経営や地域連携について学ぶ小諸商業高校3年生約30人。
ワイン用ブドウの植樹や栽培作業、ワイナリーや醸造設備の見学、ワインボトルのラベルデザイン制作など、ワイン産業の一連の仕事を学び、共同で作業してきた。
ボトルラベルデザイン制作は今年度最後の活動。
上田市の水野図案室のプロデザイナーが協力。
本格的なデザイン制作に取り組んだ。
最終的に、児童生徒の提案をベースとした5種類の「ラベルデザイン」が完成した。
同ワイナリーでは、このラベルを使った”限定ワイン”を、製造する予定。
なお、昨年度の取り組みでも限定ラベルワインを製造。
約200本を市内イベントなどで販売し、売り上げの一部を会の活動費に充てた。
小諸商業高校3年で市内在住の栁澤琉奈さんは「授業を受けるまでは、小諸ワインについて知らなかった。学んだことは家族と話したし、将来飲んでみようと思った。全体を通じて、地元の方や小学生と仲良く学ぶことができて楽しかった」。
同会代表でジオヒルズワイナリー醸造責任者の富岡隼人さんは「ワイン文化は地元の人が知らなければ定着しないと思うので、子どものうちに学ぶ機会をつくろうと考えた。また、地域の担い手育成につながる活動、ワインに限らず、デザインや販売といったスキルを身につける一助になればうれしい」と話した。