上田市の豊殿小学校、戸兵心瞳(ここみ)さんがで全国の優秀賞を受賞!法務省の「社会を明るくする運動」中央推進委員会が主催する作文コンテスト。
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法務省の「社会を明るくする運動」中央推進委員会が主催する作文コンテストで、上田市の豊殿小学校6年、戸兵心瞳(ここみ)さんが「特別な日」で”全国の優秀賞”を受賞した。
上田市と上田地区保護司会は、長野県コンテストの優秀賞2人と共に、上田市役所でこのほど、表彰伝達を行った。
社会を明るくする運動の作文コンテストは、小中学生を対象にしたもの。
「犯罪や非行のない地域社会づくり」「犯罪や非行をした人の立ち直り」という社会を明るくする運動の趣旨を踏まえ”日常の家庭生活や学校生活などで体験したことから 心が温かくなるような”ことを書くコンテスト。
今回は、全国から31万6323点の応募があった。
小学生13万1270点。中学生18万5053点。
地域での審査、県などの単位での審査を経て、全国の審査で入賞作品が決まった。
最優秀賞は小学生、中学生1人ずつの法務大臣賞で、優秀賞は関係6団体の会長賞があり、小中合わせて30人が受賞。
戸兵さんは「県作文コンテストで最優秀賞・社会を明るくする運動長野県推進委員長賞」を受賞し、全国の優秀賞、日本更生保護女性連盟会長賞に輝いた。
戸兵さんの作文は、学校で帰宅した時に自宅に誰もいなくても防犯上「ただいま」を言うように教えられ、義務的に言うこともあるが「おかえり」と母親の返事のある日の嬉しさ、家族の大切さが生き生きと伝わる内容。
県作文コンテストで優秀賞を受賞したのは、塩田中学校3年の黒坂千夏さんの「明るい地域にするために」が、更生保護法人長野県保護観察協会理事長賞。
第六中学校1年の間島佑奈さんの「世界共通のコミュニケーションって」が、長野県更生保護女性連盟会長賞を受賞した。
「明るい地域にするために」は、あいさつがライトのように周囲を明るくするとして、あいさつの大切さを述べた作文。
「世界共通のコミュニケーションって」は、言葉が分からない外国人とも笑顔でコミュニケーションができた体験など笑顔が人を幸せにするとした作文。
表彰式で、上田地区保護司会の西沢興一会長は「社会を明るくする運動は保護司が中心となり、市長が委員長でさまざまな事業を行う中に作文コンテストも行っている。上田市で310点(小学校150点、中学校160点)が集まり、選考会を行い、優秀な作品14点を県のコンテストに推薦。県では優秀な作品6点を全国に推薦。上田市から3人が受賞した」。
上田の選考委員長を務めた田畑和秀さんが選考の経緯などを説明。「県では小学生5700点、中学生4900点の応募があり、その中での入賞はすごいこと」と語った。
受賞3人は、土屋陽一市長からそれぞれ表彰状を受けた。
戸兵さんは「読書感想文で作文が受賞したことがあった。まさか選ばれるとは思っていなかったのでうれしい」と喜んでいた。
黒坂さんは「受賞するとは思ってなかった。上田地域が明るくなってほしい」。
間島さんは「とてもうれしい。(経験を)他のことにも生かしたい」とそれぞれ喜んでいた。