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気象庁が「浅間山の噴火警戒レベル」引き上げ! 1から2に。

テーマ:小諸市ニュース

【24日午前の浅間山】

 気象庁は23日午後、浅間山の「噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げたと発表した。
 山頂火口から概ね2㎞の範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。

 浅間山の噴火警戒レベルは、おととし8月に1に引き下げられていた。
 今月22日には、気象庁による臨時の解説情報が発表されている。

 気象庁によると浅間山では、15日頃から山体の西側での膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動が認められ、21日以降は山体浅部を震源とする火山性地震が増加。
 火山性地震の発生回数は、21日が39回、22日は60回、23日午後3時までに57回(速報値)。

 これらのことから、浅間山では火山活動が高まっている。
今後、山頂火口から概ね2㎞の範囲に影響を及ぼす小噴火が発生する可能性があるとする。

 小諸市では警戒レベル引き上げに伴い、警戒対策本部を設置し情報収集にあたっている。
引き上げにより、火口から概ね2㎞以内が立ち入り禁止となったため、規制区域となる登山道に規制看板を設置した。

 火山館コースと黒斑コースで賽の河原分岐点までの登山道は、入山できる。
 浅間山と高峰高原周辺に所在する、宿泊施設とスキー場については、規制区域外のため利用可能となっている。