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長和町がスマートフォンアプリ「Nナビ」「書かない窓口」の運用を開始!

テーマ:長和町ニュース

【Nナビを起動したスマホを持つ羽田町長】
【本庁舎に設置された書かない窓口】

 
    

 長和町は先月から、町の情報発信や各種申請機能を有するスマートフォンアプリ「Nナビ」と、書かない窓口の運用を開始した。

 Nナビは、スマホ上で起動してタッチ操作を行うことで、様々な情報を観覧できる。
 さらに各個人のスマホに、最新情報などを自動的に通知するプッシュ通知を搭載。
 また、住民票などの各種申請システムや、東御市のコミュニティFMラジオ「はれラジ」にもアクセスできる。

 観覧や配信の内容は、気象やハザードマップなど防災情報、医療福祉情報、ごみ収集、バスダイヤ、観光情報、子育てや生涯学習、広報ながわ、カレンダーなどさまざま。

 基盤となるシステムはデンソーが提供するアプリ「ライフビジョン」。
 利用開始方法は「GooglPlay」や「AppleStore」からこのアプリをダウンロード。
アプリ内で町の郵便番号を入力することで、Nナビに移行する。
ダウンロードや利用は無料だが、使用に応じて通信が発生。

 書かない窓口は、これまで紙の申請書に記入していた住民票などの各種申請を、窓口に設置されているタブレット端末で行う仕組み。
 簡単なタッチ操作や職員のヒアリング、免許証やマイナンバーカードなどの読み込みにより申請が完了する。

 また、来庁前の事前の申請情報入力も可能。来庁せずに入力し郵送などで各種証明書を受け取る方法も順次導入となる。

 書かない窓口端末は町役場本庁舎に2台、和田支所に1台設置ており、需要に応じて増設も検討。対応証明書は住民票や印鑑証明、納税、戸籍、ケーブルテレビ申請関連など(現段階ではケースにより異なる)。従来の紙の申請書も引き続き利用できる。

 使用したシステムはBSNアイネットの「ゆびナビぷらす」。

◇ ◇

 導入の目的は、自治体DX推進と住民の利便性向上。
 DXは、デジタル技術を活用して業務改善などを行い、生活などをより良いものに変革する取り組み。
 町では令和4年度に推進本部を立ち上げ、本格的に自治体DXを推進。
 推進本部では、各課で選出された若手社員の意見や、長野県ITコーディネーター協議会の専門的の専門的なアドバイスを受けながら、さまざまな検討を行ってきた。

 Nナビと書かない窓口の導入で、情報発信の多重化、書く手間の減少、窓口業務の効率化などが図られた。
 今後も機能拡張を進めるとともに、来年度はキャッシュレス対応にも着手する。
 また、DX関連事業として高齢者向けのスマホ教室も開催されてきた。

 羽田健一郎町長は「高齢者でもスマホを持つ人が増えた。住民がデジタル社会に取り残されないようにするとともに、役場業務の効率化を図っていきたい」とコメントした。

 Nナビと書かない窓口の利用方法は広報ながわ2月号で詳しく紹介されている。