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長和町「一般会計当初予算案」2023 ◆4.3%減の56億6300万円。<長和町議会3月定例会・開会>

テーマ:長和町ニュース

 長和町議会は2月28日に開会した。
 町は「令和5年度 当初予算案」などを提出した。

 予算は、厳しい財政状況を考慮しながらも「誰一人取り残さない持続可能な長和町」を目指す方針を掲げて編成。
 社会情勢の変化や人口減少・少子高齢化など継続的な課題に加え
 「新型コロナウイルス感染症」への対応。
 「デジタルトランスフォーメーション(DX)」に向けた取り組み。
 脱炭素やSDGs推進などへの対応を見据えた。

 羽田健一郎町長は招集あいさつで「新たな課題にも対応しつつ、町の発展、安心安全な暮らし、豊かな地域社会、町民の『しあわせ長和町』につながる必要な事業を着実に実施できるような予算とした」と述べた。

 一般会計当初予算案は、歳入歳出をそれぞれ56億6300万円。
 前年度当初比、4・3%減の2億5700万円減。
 歳入は「コロナ」による減収が憂慮されたが、影響は少ないと見込んだ。

 歳出では「新型コロナウイルス感染症対応」については交付金事業の推進を基軸に関連する支援などに積極的に取り組む。
あわせて「令和元年度 東日本台風災害」と「令和3年度 災害」の被災箇所の復旧完了を目指す。

 新たに、書かない窓口システム導入や情報発信の一元化を目指す地域アプリ導入、議会の会議用タブレット導入などデジタル化推進のための事業に着手。
 また「地域脱炭素化実行計画(仮称)」策定や、地球温暖化対策設備設置補助事業など脱炭素推進にも力を入れる。

   ◇  ◇

★歳出の主な内容は
 ▽老人福祉センター長寿命化改修工事に2310万円
 ▽役場窓口デジタル化の一環として、書かない窓口システム導入委託料に411万円
 ▽脆弱性解消のための町ホームページ更新委託料に777万円
 ▽地域アプリ導入委託料に1300万円
 ▽議会運営デジタル化のためのタブレット端末機導入などに538万円
 ▽町民の議会傍聴による議会モニター活動に24万円
 ▽地域産業振興策のため、地域いきいき券負担金に650万円、制度資金融資斡旋・保証料・利子補給事業に7440万円
 ▽観光協会事業補助に1770万円
 ▽施設改修費などたかやまスキー場管理費に1億7549万円
 ▽英国ブレックランド地域との国際交流を継続・推進する歴史遺産を生かした国際交流事業に1777万円。
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 ▽長久保宿保存整備事業に175万円。
  和田宿保存整備事業に662万円。
  歴史の道中山道保存整備活用事業に1287万円
 ▽小中学校給食費無償の継続に、長門小児童165人分と和田小児童36人分の1590万円。
  依田窪南部中生徒113人分に785万円─など。