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東御市、ジェンダー平等の取り組み、中学で制服見直しなど<東御市議会12月定例会・一般質問>

テーマ:とうみニュース

 東御市議会は7日、12月定例会一般質問の最終日を行った。
 6人の議員が登壇した。

 ◆村山弘子議員は、地域活性化や協働のまちづくりのために設置する地域サポーターの現状と活用について質問した。
 ◇市は、サポーターは市職員で、小学校区単位の地域づくりを進めており、それぞれ3人から5人と区に1人、全市88人を配置している。
サポーターは、区と市の連絡調整や情報提供、区の長期事業計画策定への助言、支援などを行っているとした。
10月に開催した地域づくり懇談会では、運営支援やとりまとめを行ったと回答。
今後も地域づくり支援室などと連携し、地域に寄り添いながら、住民が自ら考え自ら行動を起こす活動を積極的に支援していきたいと回答した。

 ◆滝澤栄一議員は、市内の水田において繁殖が拡大するアメリカザリガニの被害状況と要因、駆除方法などについて質問した。
 ◇市は、アメリカザリガニの北御牧地区八重原での被害状況が顕著で、アンケート調査で回答があった278戸中117戸で被害があったことを把握しているとした。
被害状況は、稲苗を食べ切断してしまうこと、畔に穴を開け水田の漏水を起こすことなどで、駆除方法は石灰窒素を散布する方法、捕獲による方法がある。しかし、それぞれ散布量により水稲に与える影響があることや個体数増による捕獲が困難であることなどから決定的な対策がないのが現状で、駆除に対する国や県の支援もない。
今月この現状を環境省がヒアリングする機会があり、協議しながら対応策を検討したいと回答した。

 ◆西山福恵議員は、SDGsの目標であるジェンダー平等に関して、市の取り組みとして同性同士などのカップルに結婚に相当する関係と証明、様々な行政サービスなどを受けられるパートナーシップ制度導入についての考え、教育現場の取組、男性用トイレへのサニタリーBox設置について質問した。
 ◇市は、長野市などのパートナーシップ制度は承知しており、長野県が来春導入を予定している制度を調査検討を進めたいと回答した。
また、小学校では、持ち物の色で男女の区別をなくす中でランドセルも従来の色に加え茶色を加えたこと。
東部中学校ではSDGsから生徒会で策定した「TDGs(東部中学校発展目標)」を進め、制服検討委員会の男女別の制服見直し、北御牧中学校では性別を区別しないジェンダーレスのポロシャツの着用など対応を進めていると回答。
男性トイレのサニタリーBox設置は、市の総合福祉センターや市民病院の男性用多目的トイレには設置済み。
今後ほかの公共施設の多目的トイレへの設置を進め、一般トイレには利用者の意向確認などを進めたいと回答した。

 ※このほかの質問は次の通り。
 ◆窪田俊介議員、インボイス制度について、マイナンバーカード取得状況やマイナ保険証受付システム、市民のメリットについて
 ◆田中博文議員、東御市文化芸術推進計画の進捗状況や市内の文化財とその利活用、
PR展開について
 ◆斉藤哲議員「新型コロナウイルス」の影響を受けた事業者への今年度の支援策、祢津御堂地区ワイン用ぶどう団地整備の背景や経過、関連施設などに係る整備状況と今後の利活用について