東御市新張の「里山くらし商店」が「彫刻作品設置を記念したガーデントーク」を開く! ☆国内外で活躍する小諸市の彫刻家、小林一夫さん(75)の作品設置
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東御市新張の里山くらし商店(松岡容子代表)はこのほど、国内外で活躍する小諸市の彫刻家小林一夫さん(75)の「彫刻作品設置を記念したガーデントーク」を開いた。
海外での展示や滞在制作など、現地のソウルフード情報とともに紹介する軽快なトークに約30人が参加した。
小林さんは元高校の美術教師。
教員と彫刻を両立しながら制作し、55歳で教職を退いてからは上海の画廊などを発表拠点に精力的に活動。
近年は台湾での滞在制作、スリランカや北京で展覧会を開くなど国内外で活躍する。
石や木、金属などを巧みに組み合わせた遊び心ある彫刻作品を制作。
「コロナ禍」以降は自然のエネルギーや縄文的パワーを追求し、原初的な造形やらせんのフォルムなど生命感あふれる作品群を生みだしている。
店内のフリースペース「みんなの遊學テラス」で開いたトークで、松岡代表は「小林先生とは40年以上のつきあい。何かにつけて縁があり、このガーデンで彫刻展を開いたこともある。またこのような会を催すことができてうれしい」とあいさつ。
小林さんは「ガーデンに彫刻を設置していただいた記念になれば」と、これまで各地で行った展示や交流、おいしいフードの写真をスクリーンに映しながら紹介した。
「コロナ禍」前にスリランカのコロンボの街で開いた展覧会では、大使館などから多くの人が訪れた。現地でボランティア活動する日本人との出会いや初めて食べたスリランカカレー、ホッパーという郷土料理に「はまった」ことなど、島独特の文化や食の魅力を語った。
台湾最北端の石門区にある子隆山房彫刻センターは、台湾を代表する張子隆氏が設立したスタジオで「張さんとは仲良しで何度も訪れている」と話し、滞在制作の様子や欧米の滞在作家との交流、完成した彫刻など紹介した。
張さんのアトリエに生えているパパイヤや芭蕉の実、月下美人を見せながら「月下美人はわたしが滞在しているとちょうど咲くんですよ。台湾人は咲いた日にスープにして食べる。オクラよりも数十倍のねっとり感があって甘みがある」と語った。
昨年3月に北京の789芸術区で開いた展覧会では中国の作家とともに展示。
軍事工場跡地をリノベーションした中国随一の現代アート地区で、休日となれば多くの若者や家族連れが訪れる。
作品を輸送する際に紛失するリスクを避けるため、スーツケース3つに収まる小作品を100体制作して持ち込み、現地で空間インスタレーションを展開したことなど話した。
このほか、国内のギャラリーや寺、美術館などで行った展覧会、小諸市役所や芦原中学校などに設置されている作品、コレクターから届いた写真など紹介。
アンフォルメル中川村美術館の展示では「わたしの作品はなんかこうアフリカンなものとすごく合う」といい、ステージに設置した作品をバックに「ジャンベグループ」が演奏し子どもらがダンスする映像を見せた。
作品に触発されたダンサーの子どもたちが木の枝を組んで空間を作って遊ぶ様子を〃若きアーティストの作品〃として紹介し「非常にこれ面白かったですね、ほんとうに素晴らしい」と語った。
会場からは「海外などでの制作や発表は、その場所における感動や素材との出会いがあるように感じたがいかがか」と質問。
小林さんは「やっぱり素材との出会いというのは一番ある。海外でやるときも言葉は違ってもアーティストが考えていることはほとんど同じですから作品を通してつながれる」と語った。
佐久市から参加した森沢繁子さん(72)は「先生の感性が作品に表れている。海外でも違和感なく雰囲気が馴染んでいる。素材と感性がマッチしている感じ。芸術作品は国とか関係なく世界の人を自然につないでくれているんだなと感じた」と話していた。
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小林さんは現在、都内最大級のアート複合施設ARTFACTORY城南島(大田区)で「小林一夫彫刻展 木のイノチ石のアソビ」を開いている。
9月5日まで。
天井高10m、奥行き40mの巨大な空間に複数の大型立体作品やオブジェで構成するダイナミックなインスタレーションを展開。
天と地に向かって伸びるらせん状の木彫が丸く磨かれた石を抱き、麻縄で締められて立ち上がる高さ4mほどの立体作品などが並ぶ。