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上小漁業協同組合が「電気ショッカー」を使用したブラックバスなどの「外来魚駆除」を行う! 魚類調査

テーマ:上田市ニュース

【電気ショッカーを使用した調査駆除】
【捕獲したブラックバス】

 上小漁業協同組合(北條作美組合長)はこのほど、上田市の県営上田野球場南側の産川で「電気ショッカー」を使用した”魚類調査”によるブラックバスなどの「外来魚駆除」を行った。

 上小漁協では、水産資源や環境に影響を及ぼす「ブラックバスなどの特定外来生物の駆除」に、平成28年から取り組んでいる。
 令和元年には、5548匹だったが、令和元年の東日本台風で多くが流されるなどして激減。
 昨年は413匹だった。
 最近になって再び増え始めているという。

 産川での電気ショッカーを使った調査、駆除は5年目。
 今回は、長野県水産試験場に加えて、初めて筑波大学菅平高原実験所が協力。
特別研究員のピーターソン・マイルズさんが電気ショッカーを担当。

 長野県水産試験場と合わせて2台が参加するのは初めて。
 産川の両サイドに分かれて上流方面に向かって調査。
 ごみ拾いも行った。
 ブラックバスなど外来魚は駆除。
 在来種は、リリースかウグイは繁殖の飼育のため捕獲。
 ドジョウやウナギなども確認できた。

 この日は、ブルーギル3匹、コクチバス2匹、オオクチバス26匹、ウシガエルおたまが5匹、アメリカザリガニ15匹の駆除ができた。

 北條組合長は「組合に持ち込まれるブラックバスの数が増えてきた。ブラックバスの産卵場所を壊して増やさないなど、増えないように取り組む」と話していた。