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上小地域の農業青年が発表する「プロジェクト活動・意見発表会」2023が開催!

テーマ:上田市ニュース

意見発表する甲田さん】
プロジェクト活動発表する中村さん】
【意見発表する尾山さん】
【プロジェクト活動発表する正木さん】
プロジェクト活動発表する楢原さん】

 上小地域の農業青年が「プロジェクト活動・意見発表会」は、このほど上田合同庁舎で開いた。
 農業や地域の課題を解決するために実践してきた「調査研究の成果や日ごろ抱いている思いを発表する

 主催は「上小農業青年クラブ協議会」(中澤悟朗会長)と「県上田地域振興局上田農業農村支援センター」(堀澄人所長)。

 意見発表の部に2人、プロジェクト活動発表の部に3人が参加。
意見発表の部で「農家として地域にできること」と題して発表した上田市芳田の上田農業青年会議、甲田雅峰さん(32)。
プロジェクト活動発表の部で「地域で取り組む飼料高騰対策」をテーマに発表した同市住吉の上田農業青年会議、中村悠基さん(35)が「最優秀賞」に選ばれた。
 2人は、来年2月に松本市で開かれる「明日の長野県農業を担う若人の集い」に上小地区代表として出場する。

 甲田さんは「近年は異常気象もあり農作物を作ることは難しくなっているが、JAが対策を考え少しでも売ろうと努力してくれている。農協があるからこそわたしたちは集中して農作物を作ることができる。わたしは祖父や父が残してくれたヤマジョウという地域のブランドを守っていきたい。そのためにはどうすれば地域が発展していけるかを農家がJAとともに考えていかなければならないと思う」と発表した。

 ヤギ酪農に取り組む中村さんは、戦争や円安の影響で高騰するヤギの飼料として、稲を早い時期に刈り取ってロール状に成型しフィルムでラッピングして乳酸発酵させる「WCS(ホールクロップサイレージ)」の生産に、仲間の水稲農家と連携して挑戦。

 「総飼料にしめるWCSの割合を半分にできたため、飼料費は年率換算で48%の削減に成功した。コンバインで刈り取る時に籾が詰まったり、ラップを巻くのが遅れて発酵が始まり熱が出てしまったりなど多くの課題はあったが全て解決することができた。WCSは日本の食糧自給率の向上や畜産、酪農のえさの安定供給などさまざまな利点があり、今後も水稲農家と協力しながら生産拡大に努めていきたい」と述べた。

★他の結果は次の通り(敬称略)。
 【意見発表の部】
 ▽優秀賞
 「感謝、情熱、感動で地域と共存共栄できる農業をめざして」尾山昌臣(東御市農業青年クラブ)

 【プロジェクト活動発表の部】
 ▽優秀賞
 「籾殻燻炭を用いた水稲育苗の多角的評価」楢原勇太(東御市農業青年クラブ)
  「菅平高原におけるレタスの夏期品種試験」正木健介(黒土クラブ)