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「上田市特殊詐欺等被害防止連絡協議会」が上田市役所で開く! ★「詐欺被害が増加している現状」の報告など

テーマ:上田市ニュース

【協議会であいさつする島田署長】

 第16回上田市特殊詐欺等被害防止連絡協議会はこのほど、上田市役所で開いた。
 「詐欺被害が増加している現状」の報告や防止対策の必要性を確認した。

 特殊詐欺「電話でお金詐欺」で認知された被害は、県内で昨年1年間に227件、9億8148万円余。
前年度から約4億1917万円増加。
 上田市では22件、1億1514万円余で前年度より5件増、2760万円余増。近年で最も多額になっている。

 上田市は長野県内では認知件数で3番目だったが被害額では2番目。
 架空料金請求詐欺が前年より3693万円余多い6753万円。
 オレオレ詐欺が前年より1736万円余り多い4066万円。

 協議会には自治会、福祉関係、金融機関、交通関係など約60団体が集まった。

 上田警察署の島田信司署長は「今年になって管内で(6日現在)認知件数4件、被害額が9500万円余。わずか1カ月で昨年の被害総額に迫る勢いで危機的状況。大きな金額の被害は金融商品詐欺でFXの投資詐欺。スマートフォンの交流サイトの広告にアクセスしたところ、投資を一緒にやらないかという勧誘から、17回にわたって指定された口座にインターネットバンキングで振り込んだ。ニセのサイトでもうかっているように見せかけた」と強調。
 「発生の特徴として、被害者は高齢者が中心で、自宅の固定電話に犯人から電話がきたのを切っ掛けとして被害が発生しているのが約6割。さらに固定電話に限らず、SNSやインターネットサイトの広告などスマートフォン、パソコンを介した被害が約3割。特徴的なのは、投資などの金融商品詐欺、もうけ話を語るものが急増している。65歳以下の人でも被害者になりえるし、固定電話ばかりでない。手口が多様化している。手口を具体的に紹介して、周知を図る必要性がある。啓発活動に力を入れたい。被害が減っていないが、アクションを起こし、一緒に被害防止をしたい」と訴えた。

 講演では、県警本部特殊詐欺抑止対策室の南沢朗室長。
 相手の電話が国際電話になっているケースや、パソコンで警告音を伴うサポート詐欺、シナリオを準備して用意周到でさまざまな登場人物がある手口、誰でもだまされる可能性があることを解説。
 対策として電話の特殊詐欺対策サービスの利用、在宅時も留守番電話、ナンバーディスプレイ機能やナンバーリクエスト機能の利用、国際電話不取扱受付センターの利用を紹介した。
 「金融商品詐欺は対策が取れない手口。SNSやインターネットの広告で入り、もうかる話しで取り込み、インターネットバンキングで行うので、第三者が介入できない。アプリで利益が可視化されるなど巧妙で、長期にだまされる」と語った。