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「HIOKI祭り」実行委員会が上田市に寄付!上田市小泉の日置電機(株)

テーマ:上田市ニュース

【目録の贈呈。左から巣山、森山、土屋の各氏】

 「屋台販売の収益や募金から、上田市の福祉に役立ててもらいたい」ー。

 上田市小泉の日置電機㈱で、9月に4年ぶりになる「HIOKI祭り」を行った実行委員会が10月26日、寄付を行った。
 贈呈式を上田市役所で行った。

 HIOKI祭りは、地域貢献と社内交流のため2000年から行っている。
2019年は台風災害、その後は「新型コロナ」の影響で中止していた。
今年は、ニューノーマル版として感染対策で規模を縮小、屋台の支払いは現金のやりとりをなくして金券制にした。
購入した食べ物は持ち帰り、会社見学は事前予約制など、さまざまな対策を講じて行った。訪れた多くの人を、社員がもてなした。
 
 寄付金は、子育て支援・ひとり親支援のため健康こども未来部に73万2000円と、広く社会福祉に役立てるため社会福祉基金として福祉部に同額を贈り、計146万4000円。

 贈呈式にはネ祭り統括責任者の巣山芳計・取締役専務執行役員、祭り実行委員長の森角拓郎さん、総務課の都築弘子さんが訪れた。
森角さんから目録を土屋陽一市長に贈呈した。

 巣山さんは「少しでも上田市に子育てなどに役立ててほしい」。
森角さんは「社員の有志で実行委員会をつくるが、若い社員が祭りを知らないため、イメージができないことや、コロナ禍で本当に行うのかという問いもあった。さまざまな感染対策をして行い、子どもたちが楽しんでいる様子が見られて良かったと思う。また来年、20回目の祭りを行いたい」と話していた。

 土屋市長は「社会福祉の増進に向けて活用させてもらいたい。これまでも市内の学校に楽器などを寄付されており、ありがたい」と礼を述べた。