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能登半島地震で、信州上田医療センターの災害派遣医療チーム「DMAT」が医療支援! ★活動報告を行う。

テーマ:上田市ニュース

【信州上田医療センターDMATの4隊】
【現地の写真などによる活動報告 】

 令和6年能登半島地震で、信州上田医療センターの災害派遣医療チーム「DMAT」は、石川県で発災直後の1月3日から2月1日の間に4隊を派遣して医療支援を行った。
 15日に同センターで活動報告を行った。

 DMATは1隊あたり医師や看護師など4人から5人で構成。 1日に「震度6強の地震発生の一報(その後、震度7に)」から自動待機となって資器材を準備。
2日に県知事を通した派遣要請を受けて出発。

 1次隊は、3日から5日に珠洲市総合病院。
 2次隊は、4日から7日に1次隊から引き続きで珠洲市総合病院。
 3次隊は、21日から23日に輪島市門前町の避難所巡回など。
 4次隊は、30日から2月1日に輪島市で患者の長距離搬送で活動した。

 各隊とも移動で大変苦労し、一次隊はDMAT参集拠点の能登総合病院の七尾市から珠洲市総合病院まで7時間余かかった。
 断水による水不足の影響は大きく、トイレの自己完結にはまだ課題があるとした。

 活動報告は各隊がそれぞれ行った。
 1次隊は、DMAT指揮所立ち上げと病院支援を行う本部活動が中心。
水が確保できないなどから院内でケアできなくなった患者の搬送手配など発災直後の重要な任務となった。
一緒に活動した佐久DMATなど他のDMATと協力して対処できたという。

 2次隊は。救急外来支援で発災後124時間経って救出された高齢女性ら外傷患者を治療、搬送や病棟支援なども行った。
自ら被災している病院職員が帰宅せずにできることを行っていたことが印象的だったという。

 3次隊は、避難所の状況や医療ニーズの把握、本部活動、往診を行った。
往診では救急搬送要請を行う場面もあった。
状況の正確な把握のため情報更新の重要性、他の組織とのコンタクトや被災者の心理的負担を減らす取り組みの必要性を感じたという。

 4次隊は、発災初期と搬送の目的が変化。
能美市から輪島市への患者搬送、輪島市の特養から金沢市の施設への搬送などを行った。
震災で荒れた道路の長距離搬送では患者への負担を軽減するストレッチャーの準備が必要だとした。

 活動の一か月を振り返り、発災から徐々に医療ニーズが変化。それに応じて活動内容も変わり、発災急性期では現場活動とDMAT本部との連絡で精いっぱいだった。
しかし、後期は地域性までを考慮して被災者に寄り添い、同じく被災地で活動する「医療支援組織や行政との情報共有」が重要だとした。