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上田市立産婦人科病院が「閉院式」。。。 ★旧産院から2万6677人が誕生!

テーマ:上田市ニュース

【閉院式】
【あいさつする徳平院長】
【塚田助産師】
【雨天で式典を迎えた市立産婦人科病院】

 31日で閉院する上田市立産婦人科病院は26日、院内で「閉院式」を行った。

 平成24年4月に信州上田医療センター隣接地に旧上田市産院から移転新築し、12年で4148人の出産を支えた。
旧上田市産院を含め、市立病院で2万6677人が誕生した。
 少子化によるお産数の減少。医師確保の問題など市による病院経営が厳しい中、上田地域の周産期医療体制を確保するため、同病院を閉じて信州上田医療センターに機能集約する方針が決まった。
 昨年4月から分娩の取り扱いを中止して外来診療のみになり、市による産婦人科医療提供の事業が幕引きとなった。

 式典で土屋陽一市長は「上田市として周産期医療は、昭和27年に助産施設を設置したことから始まり、昭和43年に上田市産院を開院し、44年間で2万人以上の新生児が誕生。上田地域のお産を守る視点からこの地に新築移転した。近年は経営状態が悪化し、上田市単独での安定した医師確保が困難な状況から、経営のあり方や地域の周産期医療を研究する組織を立ち上げ、令和3年11月、信州上田医療センターとの医療機能の再編集約による、安全安心な周産期医療提供体制の構築する方針を策定した。閉院でお産を取り扱う施設は減少するが、地域内での取り扱い件数を減らすことなく、ハイリスクな分娩にも的確に対応できる信州上田医療センターを核とした地域全体でお産を守る体制がスタートする。この地域で子どもを産み育てたいと感じてもらえるまちづくりを進めたい」と語った。

 病院の歩みについて、映像を交えて同病院の看護課長兼師長の塚田典子助産師が紹介。

 塚田さんは旧上田市産院から助産師として勤務をしてきた思いを込め、同病院が移転新築に至った経緯、開院時の様子、全国17番目の「赤ちゃんにやさいし病院」の認定、病院での診察の様子、提供した食事、地域との交流、コロナ禍の対応、閉院に向けたイベントなどを紹介した。 

 徳平厚院長は「公立病院として長い歴史があり、皆さんから愛された病院だと感じている。女性の健康、母と子の幸せと健やかな子どもの成長のため、質の高い医療・助産・看護サービスを提供し、赤さんとお母さんにやさしい病院。コロナ禍でも看護スタッフはいかに心に寄り添った支援ができるか創意工夫し対応し、感謝している。当院の集約について協力いただいた信州上田医療センターに感謝したい。これまで協力いただいた全ての皆さんに感謝したい」とあいさつした。