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上田警察署が上田市の上田信用金庫城南支店に「感謝状」を贈呈! ◆「電話でお金詐欺(特殊詐欺)」被害を未然に防止。

テーマ:上田市ニュース

【柏木署長から感謝状の贈呈を受けた
樽井さん(中央)と中澤さん(左)】

 上田警察署(柏木隆署長)は上田市中之条の上田信用金庫城南支店に「感謝状」を贈呈した。
 「電話でお金詐欺(特殊詐欺)」被害を、未然に防止した功績。

 被害防止した事案は、先月中旬、城南支店に80歳代女性が、現金200万円の引き出しで来店。
 対応した職員の樽井梨里さんは、高額の引き出しのため使途を確認した。
 息子の喉の調子が悪く、精密検査をしたら異常が見つかって手術代が必要で、引き出した現金を息子の上司が自宅に取りに来るという内容。
 女性が慌てていた様子などから「詐欺被害」を疑い上司に相談。
 支店長代理の中澤貴光さんも、その様子に詐欺被害だと判断して警察に通報し、被害を未然に防いだ。

 詐欺被害を初めて防止した樽井さんは「息子の上司が家に受け取りに来るという内容で詐欺だと判断できた。大切な預金を守ることができて良かった」と話していた。
 支店では普段から詐欺被害防止対策に努めている。

 上田署管内では、今月1日まで今年の電話でお金詐欺の被害認知件数が13件、4300万円余。
 別に分類される「SNS型投資詐欺」や「ロマンス詐欺被害」2件で被害額8300万円余になっている。
 このことから、すでに1億2000万円を超える詐欺被害が発生している。
 被害額だけでは昨年1年間の総額を超えており、警戒を強めている。