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青木村郷土美術館の新館長、間島博徳さん(63)=上田市真田町傍陽= ★「地元の人や近隣の人に足を運んでもらえるような企画展を考えていきたい」

テーマ:上田市ニュース

 上田市真田町傍陽の間島博徳さん(63)は4月1日付で「青木村郷土美術館の館長」に就任。
 「父が夫神出身で自分もこの美術館で個展を開催するなど縁があるので、美術で恩返しをしていきたい」と抱負を語る。

 信州大学教育学部を卒業した後、上越教育大学大学院を修了。 中学校美術科の教員になるとともに、作家活動も続けた。
 教員は、2022年3月末で上田養護学校を最後に退職。

 現在は、東信美術館会長、日本彫刻会企画部主任、山本鼎版画大賞展実行委員長、信州美術会常任委員、県展運営委員などを務め、館長は常勤で務める。

 間島さんは「この美術館は国宝三重塔が近く収蔵作品も多いことなどから東京でも評価が高い。美術館の建物や喫茶店が併設されていることも強みだ」とし「企画展も中身がよければ人は入るという実績もあるため、地元の人や近隣の人に足を運んでもらえるような企画展を考えていきたい」と力を込める。

 さらに「美術館を訪れたら、まず自分の気に入った作品と作家を見つけること。そうすれば好きな作家の別の作品のある美術館に足を運ぶようになる。さらに作品を分析し、対話していくようになれば世界が広がると思う」と勧める。

 同美術館では5月12日まで「春、うららか。展」を開催中。
 丸山晩霞、伊藤深水、森貘郎、有賀温、内山正春、沓掛利通、瀬川康男などの貴重な収蔵作品が並ぶ。
 開館時間は午前9時から午後4時半まで。
 月曜日と祝日の翌日は休館。
 入館料は、一般200円など。
 (電話)0268・49・3838