上田市の本原小学校の児童が「バスの乗り方教室」に参加!
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上田市本原、市立本原小学校の2年生24人は「バスの乗り方教室」に参加した。
児童は、この日の学習を生かして、5月の「乗物遠足」では路線バスに乗って上田城跡公園などを訪れる予定だ。
真田地域公共交通利用促進協議会が将来の公共交通の利用者であり、担い手でもある「地域の小学生にバスに親しんでもらおう」-と3年前から開いている。
真田地域で路線バスを運行する「上田バス(株)」が協力した。
同社のバスガイド、石田つぐみさん(34)は「バス停では手を挙げ、まん中のドアから乗って整理券を取って下さい」などと説明。
児童はバスに乗って学校周辺を20分ほど走り「サクラがきれい」「あっ、お母さんが勤めている会社だ」などと歓声を上げて楽しんだ。
下車後は石田さんらに「運転手さんは何時に起きるんですか」「子どもだけで乗ってもいいの」などと次々に質問した。
小林ひよりさんは「バスからはいろいろなものが見えて、景色がきれいだった」。
佐藤藍香さんは「整理券を自分で取って乗ったのがうれしかった。
また、遠足で乗るのが楽しみ」と目を輝かせた。
市内を運行する路線バスの事業者にとってバス利用者の減少や運転手不足は深刻。
上田バス(株)の伊藤俊樹運輸部次長(58)は「バスに親しんで運転手にあこがれ、将来の職業の選択肢の1つにしてくれればという願いもある」と話した。