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上田市民サークル「繭友」が「繭の糸で作る座繰りランプ ワークショップ」を開く!

テーマ:上田市ニュース

【繭からの糸を木枠に巻き取る参加者】
【コップに巻き取る子ども】

 上田市民サークル「繭友」(堀美砂子代表)は、上田市海野町のまちなかキャンパスうえだで「繭の糸で作る座繰りランプ ワークショップ」を開いた。
 市内外から24人が参加。
 繭から糸を繰り取って「ランプシェード」にする体験を楽しんだ。 
 

 蚕都上田の伝統と文化の継承で活動する繭友は、地元産の生糸で上田紬を作ろうという「蚕飼姫プロジェクト」に参加。
信州大学繊維学部で養蚕の手伝いを行い、小学校への「出前授業」や「市民対象のワークショップ」などで”蚕種や養蚕の歴史”を伝えている。

 今回は、この春に飼育した蚕の繭「春嶺鐘月(しゅんれいしょうげつ)」を使った。
会場で煮た繭を温水に入れて糸を繰り取り、ランプシェードの骨組みになる木枠に巻き付けてつくるもので、小さな子どもはプラスチックコップに巻き付けて作成するプログラムを企画。

 堀さんが「世界に名を馳せた蚕都上田の文化を皆さんに知ってもらおうと8年間続け、学校でも文化を伝えながら座繰りなどの体験をする活動をしている」とあいさつ。

 繭友のメンバー8人が体験をサポート。
 繭から糸を引き出すための小さなほうき「口立箒(みごほうき)」を使い、ほうきにかかった糸をつまんだ。
 8粒ほどの繭で1本の糸にし、糸がよく出るように温水が冷めるとお湯を足すなどして「体験者の糸取りをサポート」。

 はじめは腰掛けて作業していた参加者は、次第に立って木枠に糸を巻き付けるようになった。
なかには時間内に1500mあるとされる繭の糸をほぼ全部引き出し、サナギが出た人もいた。
木枠に対して横に巻き付けるだけでなく、一部を斜めに撒いてアクセントした参加者もいた。

 小さな子どもはコップに蚕や星などの絵を描いて、その上に糸を巻き取っていた。
途中の休憩はいらないと夢中で取り組んだ。

 大人同様の木枠で作成した小学3年生の太田健登さんは、母の実家がある上田市に東京都から来ている中で参加。
 「学校で蚕を飼ったことがあるが、糸を出すのは初めて。糸は意外と丈夫で切れない。ランプを作る大変さが分かった」と話し、夏休みの良い体験になったようだ。