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信州大学繊維学部発のベンチャー企業(株)ナフィアスが「長野県障がい者スポーツ協会」に寄付と自社製品のマスクを寄贈!八十二銀行SDGs応援私募債を活用。

テーマ:上田市ニュース

【寄付の贈呈(ナフィアス提供)】

 信州大学繊維学部発のベンチャー企業「㈱ナフィアス」=上田市、渡邊圭社長=は、このほど「長野県障がい者スポーツ協会」に、寄付と自社製品のマスクの寄贈を行った。
 寄贈は、八十二銀行SDGs応援私募債を活用した。

 同行SDGs応援私募債の発行は、一定の財務基準を満たした優良企業で、地方創生に積極的に取り組まれていることが条件になるため、企業のステータスとなる。
今回は、2015年創立の信大発ベンチャー企業が発行できるまでに企業として成長し、地域貢献に取り組むことで意義深いことになっている。

 寄付は、発行手数料の割引分から寄付金で10万円と、ナフィアスのナノファイバーを使った高性能マスク「エアーエムワン」を10万円相当分。

 県障がい者スポーツ協会の永原龍一常務理事・事務局長は「加盟する29の競技団体が行う選手育成などに活用したい。特に子どもたちへの支援は重要なテーマ。活動を充実したい」。

 八十二銀行上田支店の堀内厚志支店長は「私募債発行おめでとうございます。開発されている高機能繊維製品群は、多方面から大変な注目を集め、今後も社会から必要とされる技術」とした。

 渡邊社長は「障がい者スポーツはとてもハードな競技で、見ている者に対して、どんな状況にあっても人は前を向くことができる勇気を与えてくれていると感じる。世の中が前向きになるためのものづくりを行いたいと考えており、応援させていただくことで、会社の発展と地域の未来に貢献したい」とした。