ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

生島足島神社が「御筒粥ト神事 (おつつがゆうらないしんじ)」を行う!五穀養蚕の豊饒を占う。

テーマ:上田市ニュース

【池に鏑矢(かぶらや)を放って蛙を退治する神事「蟇目鳴弦」】
【御神橋から神池の東の方角に矢を放つ「蛙狩神事」】
【本殿で行われた御筒粥奉告祭】

【使用したアシ】

 生島足島神社で五穀・養蚕の豊饒を占う「御筒粥ト神事 (おつつがゆうらないしんじ)」が14日夜、神職によって非公開で行われた。
 「葦(あし)」と「米」を炊き上げた後、葦を割って、その中に入っている米粒で、その年の農作物や養蚕の豊饒を占う。

 15日は、占いの結果を祭神に報告する神事「御筒粥卜奉告祭」が本殿で行われた。
下之郷自治会長の関茂さんや松澤繁樹総代長らが参加した。
 占いでは、今年前半は水不足が心配されるが、後半の作物、稲、小麦、キビ、蕎麦は良い結果だった。

 続いて行われた悪霊を退散させる神事「蟇目鳴弦(ひきめめいげん)」は、蛙を退治する神事で、神職が鏑矢(かぶらや)を池に向かって放った。
 蛙は水田などの土手を崩したり、穴を開けたりする厄介ものとされるため、蛙を退治させるための神事。

 次に 池内宣裕宮司代務者が御神橋から神池に東の方角、続いて西の方角に矢を放ち、蛙を射る「蛙狩神事」を行った。