上田市で、高齢者を対象とした「eスポーツ」の体験会が開かれる!
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高齢者を対象とした「eスポーツの体験会」が、このほど上田市上丸子の市丸子解放センターで開かれた。
ビデオゲーム機を使って対戦するeスポーツ。
高齢者の健康維持や世代間交流を図ろうと、同センターが人権交流事業として初めて開催。
昨年11月の第1回目が好評だったため2回目を企画した。
市内の高齢者13人が参加し、丸子修学館高校の福祉分野で学ぶ3年生7人を講師に、リズムに合わせて太鼓をたたく「太鼓の達人」に挑戦した。
参加者は「ABCの歌」「さんぽ」などの曲や難易度を選択して1対1で対戦。
高校生はマンツーマンで付き添って、拍手をしたり「おしいです」と声を掛けたりして一緒に楽しんだ。
待ち時間も高校生が用意した紙筒やペットボトルを机に打ち付けて「予行練習」し、会場が一体となって盛り上がった。
同市生田の成澤松枝さん(74)は「頭と目と手を同時に使うから認知症予防には最適。高校生は礼儀正しく優しく教えてくれて、パワーをもらいました」。
同市腰越の清水くに子さんは「何も考えずに集中できて、やみつきになりそう。高校生と話していると若返りますね」と話していた。
同校福祉分野では、昨年度の3年生が、健康ゲーム指導士の講習を受講。
現3年生は、この体験会に向けて、健康体操を考案したり、参加者への声がけの仕方を工夫するなど学習を重ねてきた。
「コロナ禍」で、ボランティア活動なども制限され、生徒が地域の人と交流する機会がなかったといい、同校の藤森雅人さんは「地域の人と接することができて新鮮だった。健康体操は音楽に合わせて楽しく動けるよう、みんなで一から振りを考えた」。
竹内海憂さんは「ゲームは私たちでも結構難しいので、ていねいに説明するよう心がけた。楽しんでいただけたことがとてもうれしい」と手応えを感じていた。