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丸子修学館高「未来像」を卒業生の岩下・宇都宮大名誉教授らが参拝。

テーマ:上田市ニュース

【未来像の前で参加者ら】

 丸子修学館高校の正面玄関前に建つ殉難学徒の碑「未来像」の参拝に、丸子町出身で宇都宮大学名誉教授の岩下嘉光氏(97)ら一行が訪れた。

 参拝したのは、岩下教授と同氏が宇都宮大農学部農学科の担任だった1969年に卒業した同級生でつくる「岩峰会」のメンバー13人。
 九州など全国各地から参加した。

 同会は、岩下先生を交えた同級会を前日、別所温泉で開き、帰路途中に立ち寄った。

 一行は未来像の前で黙とうを捧げ、同校が用意した「同校百年誌」や「シルクの歴史(中丸子歴史研究会)」「同窓会報」などを閲覧した。

 未来像は、丸子農商学校商業科4年生と5年生が、三菱重工名古屋航空機製作所道徳工場に学徒勤労動員された。
 昭和19(1944)年、12月7日、震度7の東南海地震が発生し、4人が殉職した。

 亡くなった4年生は岩下先生の同級生で、そのうちの1人は小学校からの友人だった。
 「亡き友を偲び、災害の事実を後世に伝えるとともに永遠にこの悲しみを繰り返さないことを願って」-、平成元(1987)年、同校同窓会により「未来」像が建立された。

  岩下氏は「学生時代は惨めだった。国の犠牲になった気がする」。「学生が未来像を見て、現在の平和に感謝してほしい。いつまでも平和が維持される事を願っている」と話していた。