上田市の長小学校が「ツキノワグマ」の「勉強会」を開く! ☆「NPO法人信州ツキノワグマ研究会」副理事長の瀧井曉子さんの話を聞く
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上田市長の市立長小学校は8日、例年学区内で目撃情報が寄せられる「ツキノワグマ」について正しく理解し、対処法を知ろうと「勉強会」を開いた。
全校児童が低学年と高学年に分かれて「NPO法人信州ツキノワグマ研究会」副理事長の瀧井曉子さんの話を聞いた。
低学年の児童は体育館に並べられたツキノワグマの剥製や毛皮、頭骨にびっくり。「毛はゴワゴワしてる」「爪は硬いね」と恐る恐る手を伸ばした。
瀧井さんは動画や紙芝居、クイズなどを交えながらツキノワグマの生態について説明。
「クマは人が暮らし始めるよりもはるか昔から森で生きてきた。主に植物を食べる雑食で、平らな奥歯でかみ砕いています」と話すと、児童は頭骨の奥歯を確認してうなずき合った。
瀧井さんは「クマは滅多に人を襲わない。近くでばったり人と会うと本能で襲うことがあるので、一番大事なのは遭遇しないこと。鈴やラジオで音を出す、やぶに近づかない、野菜やごみの味を覚えると人を恐れなくなるのでごみの始末をきちんとすること。もしクマに出会ってしまったら静かに落ち着いて、ゆっくり後ずさりして下さい」と語りかけた。
児童はクマが壊した缶、糞の中にあった植物の種やアリなど内容物の乾燥標本などを興味深そうに見学。
「フワフワで気持ちいい」と剥製に顔を寄せる児童もいた。
1年の関瑞稀さんは7枚の毛皮を見比べて「同じクマなのに大きさも色もみんな違う。クマはかわいいから大好き。でも急に出会ったら、きょう教わったようにゆっくり後ずさりできると思う」。
クマの剥製に触れた同、山嵜湊人さんは「初めてこんなに近くで見て、目や口、爪がこういうふうになっていると分かった。まずはカバンに鈴を付けて、クマがいたら静かにゆっくり動きます」と話していた。
瀧井さんは「クマは恐ろしい一面もあるが、積極的に人を襲う動物ではない。クマについて知り、正しく恐れることが大事。毛皮や頭骨の実物に触れ、いざという時の行動を判断する材料にしてほしい」と期待する。



