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上田市武石地域で「武石おねり秋まつり」が開く!春に中止となった武石おねり行列披露の場

テーマ:上田市ニュース

【子檀嶺神社で演武を行う中長刀や振長刀】

【子どもたちの小長刀】

 上田市武石地域の武石御柱おねり行事実行委員会はこのほど、春に中止となった武石おねり行列披露の場となる「武石おねり秋まつり」を、武石地域総合センターや子檀嶺神社周辺で開いた。

 武石のおねり行列は、数え年7年ごとに開催される子檀嶺神社御柱大祭(上田市無形民俗文化財)の行事。
行列は、百万石の大名行列を模した格式の高いものとされ、本来は300人規模で行う。
今年4月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。

 しかし、地域住民からの強い要望で、秋に一部配役による行列披露を計画。
練習が必要な配役を中心に60人規模で実施した。

 出演は、中長刀や振長刀、武石地域の子どもたちによる小長刀、金紋先箱、大鳥毛、おかめ、振瓢、笛と太鼓など。
武石地域総合センターを出発し、武石銀座通りや中の橋を通過し、子檀嶺神社内まで練り歩いた。
 道中で長刀振りなどの演武が行われると、観客から拍手が上がった。

 まつりでは行列のほか、地元飲食店の出店、武石ダンスカンパニーや美ヶ原飛龍太鼓の発表、コンサートなどが行われ、にぎわった。

 行列を継承している保存会の廣川岩男会長は開会式で「大事な行事のおねりを後世に引き継ぐためにも、やりたいと考えてきた。大勢の皆さんにおいでいただき、観覧してもらえるということで、一同張り切ってできるものと思う、おねりができることに感謝し、練習の成果を披露したい」とあいさつした。