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国土交通省、文化庁、農林水産省が上田市と山形県新庄市から申請されていた「歴史的風致維持向上計画」を認定! 認定証の「交付式」は15日。

テーマ:上田市ニュース

 国土交通省、文化庁、農林水産省は13日、上田市と山形県新庄市から申請されていた「歴史的風致維持向上計画(通称・歴史まちづくり計画)」を認定すると発表した。
 認定証の交付式を15日、東京の国土交通省で行う。

 この計画は、郷土で受け継がれている歴史文化を維持向上し、地域の魅力高め、まちづくりに生かすためのもの。
 「歴史的風致」とは、地域固有の歴史や伝統を反映した人々の活動。
その活動が行われる歴史上価値の高い建造物や、その周辺の市街地が、一体となって形成してきた良好な市街地の環境ーと「歴史まちづくり法(平成20年施行)」で、位置づけられている。

 関係省庁が連携し、地域の活性化や歴史・伝統文化の保存・継承について、ハードやソフト面から支援する。
 
 今回認定の2市を含め全国90市町が認定。
 長野県内は6市町で、東御市が平成24年に認定されている。

 上田市の計画は、対象期間が令和5年度から14年度の10年間。
★維持、向上すべき歴史的風致として
 ▽城下町と周辺集落の祭礼・行事
 ▽塩田地域のため池群と神社仏閣
 ▽信濃国分寺
 ▽丸子温泉郷の営みと例祭
 ▽真田地域の集落の祭礼▽武石地域の祭礼
  ーの6つを上げている。

 重点区域としては「城下町・北国街道西部区域」を設定。
 エリアは、おおむね常田から上塩尻の353ヘクタール余。
 上田城跡の「武者溜り整備」や「櫓復元整備」。
 「北国街道西部地区歴史的建造物調査」。
 「城下町地区歴史的建造物調査」
 上田映劇の調査と文化財登録検討
 新参町や天神町新屋線の「無電柱化事業」ーなどの事業が掲げられている。

 市全域では、指定文化財等防災設備設置推進、重要文化財等修復補助、無形民俗文化財後継者育成補助、日本遺産推進事業などさまざまな事業を盛り込んでいる。